■心を動かす衣装を作りたい
衣装コンサルタント
羽鳥 愛さん(47・妻田南)
お客さんからのオーダーを受け、バレエやフィギュアスケートなどの衣装を作っています。年間約60着をデザインから製作まで一つ一つ手作りで仕上げています。
幼い頃、母がかばんや洋服などを作ってくれて、手芸に興味を持ちました。初めて衣装作りをしたのは中学校の文化祭の時です。演劇でクラスメートの衣装を作り、うれしそうに着ている姿を見て、楽しさを感じました。進学したデザイン専門学校で舞台衣装に触れ、「私が作った衣装を着てステージで輝いてほしい」思いが強くなり、衣装会社に就職。3年間、衣装作りの基礎を学び、その後結婚や育児で仕事を離れている時もコンクールなどの衣装を作り続けていました。育児が落ち着き、親として目標に向かい頑張る姿を子どもに見せたいと思い、2年前に自宅で起業しました。
製作で大切にしているのは、お客さんとのデザインの共有です。時間をかけて要望に沿えるよう心掛け、お客さんから喜びの声や衣装を着た写真をもらうと心が温かくなります。
衣装の魅力は、着た人だけでなく、作った人や見た人の心も明るく元気にできることです。衣装に触れ、一人でも多くの方が幸せになってくれたらうれしいです。
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