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神奈川県厚木市

■「能登半島地震」の被災地支援を
▽本厚木駅前や公共施設で募金活動を実施
元日に発生した「能登半島地震」で被害に遭われた方を支援するため、本厚木駅周辺などで街頭募金を実施しました。山口市長や社会福祉協議会、市の職員が災害義援金募金と書かれた箱を持ち、4日間にわたり仕事帰りの会社員や学生など多くの方に募金を呼び掛けました。募金箱は「はたちのつどい」や「消防出初め式」などの会場に加え、公共施設26カ所に設置。12月まで義援金を募っています。
市では、石川県輪島市からの要請を受け、1月5日に職員4人が食料品や車いす、発電機などの支援物資を搬送しました。1月19日からは避難所運営や物資受け入れ支援などのため、被災地に職員を派遣しています。

■「スポーツの聖地」と観光の振興を目指して
▽横浜DeNAベイスターズの選手が白山の道標にサイン
新たな観光資源の創出とスポーツ振興を目的に、毎年プロ野球選手が自主トレーニングに励む飯山白山ハイキングコースに道標を設置しました。1月には、横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手ら6人が訪れ、入口と山頂にある二つの道標にサインを入れました。
道標を目にした山﨑選手は「この地で自主トレをして10年。思いのある場所に道標ができて光栄。一番大切にしている1年のスタートが、今年も厚木で切れてうれしい。優勝を目指して頑張りたい」と力を込めました。
選手らは2010年から市内でのトレーニングを開始。温泉旅館に宿泊し開幕に向けて汗を流しています。

■大規模災害に備えて
▽医師会らが災害時医療のぼり旗掲出訓練を実施
市内256カ所の診療所や薬局などで、大規模災害発生時に診療中の目印となる「災害時医療のぼり旗」の掲出訓練が実施されました。訓練は、市内の医師会、歯科医師会、薬剤師会が実施し、今回で2回目。災害発生時に軽症者を地域の医療機関に受け入れ、医療提供体制を維持するために取り組んでいます。
診療所などでは、地震発生を想定し施設の入り口や駐車場などの目につきやすい場所に「診療中」「開局中」と書かれた黄色いのぼり旗を掲出。来院した患者らに訓練の目的などを説明する姿が見られました。厚木医師会の三宅正敬会長(67)は「災害発生直後の病院は多くの患者で混乱が予測される。軽症の方はのぼりを目印に、近くの診療所などで受診してほしい」と話しました。

■4月から通称「ツユキ及川球技場」に
▽スポーツ施設にネーミングライツを導入
市営及川球技場へのネーミングライツの導入が決まり、1月に露木建設工業株式会社との契約締結記念式を実施しました。
ネーミングライツは、命名権を取得する企業などから対価を得て、施設の名称に社名などを付ける仕組みです。市では、財源確保や地域経済の活性化のため、公共施設のネーミングライツ活用を推進。2009年度の「神奈川工科大学厚木市子ども科学館」以来、今回で2件目です。
山口市長は「及川球技場は、かながわ・ゆめ国体やソフトボールの日本リーグなど大きな大会が開催され、普段は子どもから高齢の方まで幅広い年代の皆さんが利用している。スポーツの聖地づくりに向けても、多くの方に親しまれるようになると思う」と話しました。

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