厚木市長 山口貴裕
元日に発生した能登半島地震から約2カ月、被災地では、今も多くの方が厳しい環境で避難生活を余儀なくされています。発生から時間が経つにつれ、被害の全容が明らかになり、改めて自然災害の恐ろしさを感じています。
市では、被災地の一日でも早い復旧復興を祈り、募金活動や被災地の避難所運営支援・被災者の健康サポートなどのため、職員を派遣しています。消防隊員も交代で現地に入り、行方が分からない方の捜索などに当たっています。2月6日には、県トラック協会の協力を得て、朝市サミットの仲間である石川県輪島市に、要望があった飲料水や紙おむつなどの物資を近隣9市町村と合同で届けました。これからも被災地に思いを寄せ、皆様と力を合わせて支援を続けてまいります。
東日本大震災の時、市内でも帰宅困難者や街路灯の倒壊、計画停電などの被害がありました。災害はいつ起こるか分かりません。過去の体験や派遣職員の経験を生かし、「市民の命と暮らしを守り抜く」強い思いで厚木の防災力を高めていきます。しかし、災害を乗り切るには、自助、共助の力も必要です。地域との絆を大切に、災害に強いまちを目指してまいります。
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