■花を通じて心にうるおいを
花園業
青木 克彦さん(48・温水)
花園業を営み23年になります。春の時期はパンジーやビオラなど9品種を育てています。多くの人に楽しんでもらえるよう、市内の花農家の方と協力しながら、市役所などの公共施設にある花だんで年1回程度、花を植え替えています。
父が畜産業を営み、畑で切り花を育てていたので、小さい頃から農業が身近にありました。高校卒業後は農業専門の学校に進み、2年間生産のノウハウを学びました。知り合いの花農家で生産の手伝いをするうちに、過程や時期で花の形や大きさに違いが出る奥深さに引かれ、自分でも育ててみたいと25歳の時、花園を始めました。花は水の量や気温で育ち方や鮮度に影響が出る繊細な植物です。少しでも手入れを怠ると、思うように育たず枯れてしまうため、種まきから出荷までの間、毎日2回以上はハウスに行き、全ての花の状態をチェックし、肥料、水やりなどをしています。理想の形に育ち、お客さんから「青木さんの花は長く楽しめるね」などの声がもらえると、手を掛けて育てた分やりがいを感じます。
見た人に癒やしを与えてくれるのが花の魅力だと思います。これからもたくさんの人に喜んでもらえるよう、真心込めて育てていきたいです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>