厚木市長 山口貴裕
今秋、市内に新たな町名が誕生します。森の里東土地区画整理事業の施行区域の大半が「森の里紅葉台(もみじだい)」となり、2014年度から進められてきた事業もいよいよ完了を迎えます。土地区画整理組合や関係者の皆さんのご尽力で、既に8社が操業を開始。厚木の産業を盛り上げていただいています。
市内には現在、約9400の事業所があります。そこで働く人の数はおよそ15万人に上り、県内の市で唯一、昼間の人口が夜間を上回るほど企業活動が活発です。企業の皆さんからの法人市民税は、市の財政基盤の礎となり、国からの普通地方交付税に頼らず独自の税収だけで運営できる「不交付団体」を、60年にわたり継続できています。小・中学校給食費の無償化や「かなちゃん手形」購入費助成の拡大なども、確かな財政基盤があってこそ実現できる事業です。
五つのインターチェンジがあり、交通アクセスの良い厚木市は、都市と自然の調和した魅力的な場所です。新たな産業拠点の創出に向けた事業は酒井地区で進んでいる他、山際や長谷、玉川などでも検討されています。より財政力の強いまちへ。これからも企業や市民の皆さんの活動を応援してまいります。
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