■課題解決や市民サービス充実に向けて
▽NTT東日本とDX推進に関する連携協定を締結
市の課題解決や魅力向上などに取り組むため、NTT東日本とデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する連携協定を結びました。情報通信技術(ICT)の恩恵を誰もが受けられるよう、デジタル技術活用などへの助言や提案をしていただきます。
主な連携内容は、市民生活の利便性向上や、まちの魅力向上、行政事務の効率化、情報通信技術の最適化、その他DX推進の5項目。締結式で同社の相原朋子神奈川事業部長は「地域に密着する企業として培ったノウハウを活用し、市のDX推進を支援したい」とあいさつ。山口市長は「課題の解決や市民サービスの充実などに向けて力添えをいただきたい」と話しました。
■SDGsを身近に
▽小鮎小でボードゲームを活用した授業を実施
SDGsを楽しく学べるボードゲーム「厚木市版Get The Point」を活用した授業が小鮎小学校で実施されました。当日はゲームを企画・制作した企業の社員が進行。5年生2クラスが体験しました。
ボードゲームはSDGsを身近に感じてもらうために市が作成。アユやとん漬けなどの特産品やマスコットキャラクターなどが描かれたオリジナルカードになっています。子どもたちは、木材や鉄、動物、化石燃料などの「資源のカード」を使って、家や車、携帯電話といった「アイテムカード」を獲得。SDGsの意義を確認しながらゲームを楽しみました。
市では、若い世代のSDGsへの理解を深めるため、ボードゲームを市内小・中学校などで活用する予定です。
■みんなでつくる犯罪や非行のない社会
▽社会を明るくする運動、暴力追放・街頭犯罪防止キャンペーン
犯罪防止や暴力追放などを啓発するイベントを7月、保健福祉センターで開催しました。その後、本厚木駅周辺で保護司会や防犯協会会員らが、道行く人にチラシや啓発物品を手渡し理解を呼びかけました。
このイベントは、社会を明るくする運動強調月間、暴力追放旬間に合わせて市と防犯協会が開催。厚木警察署や青少年の育成支援団体などが協力し、安心・安全なまちづくりに協働で取り組んでいます。参加した小野雅之さん(52・栄町)は「社会復帰したいと思っている人をはじめ、さまざまな人が世の中にいることを一人でも多くの人に知ってもらえたら」と力を込めました。
市は今後、市内15地区での啓発活動や、小・中学生を対象とした同運動の作文コンクールなども実施します。
■能登半島地震からの復興の一助に
▽輪島朝市の商品を県内で初めて厚木市民朝市で販売
毎週日曜の6時から文化会館駐車場で開催している厚木市民朝市で7月、石川県・輪島朝市の商品を特別販売しました。早朝から約800人が訪れ、輪島朝市の商品は完売となるにぎわいを見せました。
特別販売は、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島朝市を応援するため、厚木市民朝市の出店者らの発案で実施しました。ホタルイカの素干しや、干し海老、乾燥さきイカなどの商品を現地から取り寄せて販売。売り場には募金箱も設置し、約1万5000円が集まりました。出店者組合長の伊藤洋文さん(66・温水)は「輪島朝市は全国朝市サミット協議会の仲間。少しでも復興支援になるようこれからも応援していきたい」と話しました。
輪島朝市の商品は、12月の開設50周年記念フェアでも販売する予定です。
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