熱気人(あつぎびと)

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■色まで想像できる作品を描きたい

鉛筆画家
平居　拓也さん(39・森の里)

10年前から鉛筆だけで猫や犬などの絵を描き始めました。動物を中心に、見た人が色まで想像できるリアリティーを目指して作品を描いたり、鉛筆画を教えたりしています。
幼い頃から折り紙やジグソーパズルなど細かい作業が好きで、学生時代にはデッサンやコンピューターグラフィックを学びました。就職後は、絵を描くことから離れていましたが、偶然テレビで見た鉛筆作家の絵に興味を持ちました。試しに昔から好きだった城を描いてみると、鉛筆の黒で紙の白が際立つのが面白く、のめり込んでいきました。人工物だけでなく生き物にも挑戦しようと犬や猫を描き始めると、一匹の子猫の絵が鳶尾にあるギャラリーのオーナーの目に留まり、今年の3月に初めて作品展を開きました。来場した人から「毛並みがきれい」「目がキラキラして生きているみたい」と感想をもらえたのはうれしかったです。これまで約800点の作品を描きましたが毎回「もっとできる」という気持ちが湧き、満足いく作品を常に追い求めています。
11月からはロードギャラリーに作品を展示します。多くの方に見てもらえるよう、納得できる作品を描き続けたいです。