■チョウトンボ(トンボ科)
名の由来は、チョウのようにヒラヒラと飛ぶ姿からチョウトンボと言う。体長40ミリほどの小さなトンボで、遠くまで移動する個体もあり、思わぬ場所で見られることもある/棚沢や依知で見つけた。
暑い日差しの中、赤いショウジョウトンボ、青いシオカラトンボたちが楽しげに飛翔していた。
その時、ヒラヒラと優雅に飛んできたトンボがハスのつぼみの先端に止まった。飛び方に特徴のある絶滅危惧種のチョウトンボであった。日が当たると、青紫色の羽はキラキラと美しく虹色に輝き、何とも言えない神秘的な彩りであった。
夏から秋にかけてトンボたちはいろいろな場所でにぎやかに活動し、私たちを楽しませてくれる。トンボは稲に付く害虫を食べてくれる益虫である。川や池、沼など、トンボたちの楽園を守ってあげたい。
写真・文:吉田文雄
※写真は本紙をご覧ください。
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