■日常に寄り添うコーヒーを届けたい
コーヒー焙煎士(ばいせんし)
倉本 晃尚さん(31・妻田南)
3月に、以前働いていたカフェの先輩と2人で自家焙煎のコーヒーショップをオープンしました。私は焙煎や店舗運営、先輩は商品のデザインやイベントの企画、SNSでの発信などを担当しています。
元々コーヒーは苦手でしたが、10年前、ワーキングホリデーでオーストラリアに行った時に初めて本格的なエスプレッソを飲み、香りや味わい深さに驚きました。豆の種類や入れ方に興味が湧き、現地のカフェで3年間働き、帰国後も都内のカフェで焙煎士を続けていましたが、もっと自由に働きたいと思い先輩と一緒に独立を決めました。物件を探す中で候補に挙がったのが、先輩が住んでいた厚木です。駅前の便利さと相模川などの自然が近い環境が気に入り、出店を決めて都内から移り住みました。
店を始めると、お客さんが温かい人ばかりで、厚木の土地柄を感じています。店内で流す音楽や本、インテリアには、今までの人生で出合って良いなと思ったものを散りばめています。来てくれた方にも新しい発見や楽しみが見つかるとうれしいです。このまちに根付き、いつでも帰ってきたくなるような場所をつくりたいです。
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