■ヒトスジシマカ(ハエ目カ科)
ママコノシリヌグイの花に体長5ミリほどの小さなヒトスジシマカが止まり花の蜜を吸っていた。雄は花の蜜や樹液を吸い、雌は人の血を吸うので気をつけよう/相模川、岡田の河川敷で見つけた。
河川敷は、コセンダングサやミゾソバの花が目立つ。ミゾソバのそばに小さなママコノシリヌグイの花が見えた。名前はかわいそうだが、小さなピンク色の花が集まって咲きとても美しい。その花に小さな蚊が止まり、一心不乱に蜜を吸っていた。この蚊は、触角に細い毛のある雄のヒトスジシマカで、雌は産卵のため栄養の多い人や他の生物の血も吸うので注意が必要だ。
対策として、蚊の嫌うハーブ類を植えたり、産卵場所の池や沼、庭の水たまりを整理したりしよう。蚊は風が苦手なので風通しを良くし、生活行動を察知し快適に過ごそう。
写真・文:吉田文雄
※写真は本紙をご覧ください。
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