より良いまちづくりを進めるためには、お金の使い方を皆さんと共有し、一緒に考える必要があります。今回は23年度の決算状況をお知らせします。
■一般会計から税金の使い道を知ろう
歳入総額:1069億8011万円
(一人当たりの金額:47万8217円)
歳出総額:1016億4820万円
(一人当たりの金額:45万4383円)
※未使用となった予算は、翌年度へ繰り越し、自主財源として活用しています。
▼年収400万円世帯の家計に例えると
▽収入
[自主財源]
給料・パート収入(税金、使用料など):227万5893円
貯金を下ろす(繰入金):10万4843円
[依存財源]
親からの援助(国・県支出金など):126万8586円
銀行からの借金(市債):35万678円
[合計]
400万円
▽支出
[消費的経費]
食費(人件費):59万769円
借金返済(公債費):19万3182円
医療費・保育料など(扶助費):101万4341円
[投資的経費]
家の修理や増改築など(普通建設・維持補修事業費):54万3374円
光熱水費、日用品、教育費など(物件費、補助費など):90万6861円
[その他]
子どもへの仕送り(繰出金):25万9625円
貯金など(その他):29万2487円
[合計]
380万639円
収入では、給料・パート収入が56.9%、支出では、医療費や保育料などが全体の26.7%と、大きな割合を占めています。
自主財源:市民税や施設使用料など自主的に調達するお金
依存財源:国や県などから入るお金
消費的経費:経費支出の効果が年度内など短期的に終わるもの
投資的経費:建物や道路整備など効果が長期的に継続するもの
▼健全な財政状況
活発な企業活動などに支えられ、国から普通交付税を受けない不交付団体を、60年にわたり続けています。
▼主な使い道
▽県央姉妹都市構想
丹沢・大山・宮ヶ瀬エリアの自治体や関係団体と協働し、広域周遊観光ツアーやガストロノミー・ツーリズムなどの観光促進事業を実施
▽子育て・教育で選ばれるまち
子育て世帯の負担軽減のため、23年10月から医療費助成の対象年齢を18歳まで拡大
▽福祉の充実による住みやすいまち
(1)「かなちゃん手形」の半年券の購入費助成額を、2400円から3900円に拡大
(2)「高齢者タクシー利用助成」の対象年齢を、85歳以上に加え、70~84歳の運転免許を持たない方にまで拡大。助成券の交付枚数を1カ月1枚から4枚に拡大
▽生まれ変わる中心市街地
(1)複合施設の実施設計に着手
(2)本厚木駅北口周辺の生まれ変わりに向けた事業検討や、再開発準備組合への技術的支援などを実施
▽持続可能なあつぎの農業
(1)小・中学校給食での地場農産物の使用回数を拡大
(2)市民朝市や夕焼け市などを通じて、市内産食材の魅力を感じてもらい、地産地消を推進
▽スポーツ・文化芸術・歴史の聖地
スポーツの聖地実現に向けた検討。文化芸術のさらなる振興のため、活動環境を整備
▽強い財政力をいかしたまち
森の里東土地区画整理事業・酒井土地区画整理事業を引き続き推進
▽時代と市民に寄り添う「行政運営」
自動交付機やコンビニエンスストアで、個人番号カードを活用した戸籍謄抄本・戸籍の付票の交付を開始
▽その他
市民の健康増進拠点として再整備を進めていたふれあいプラザを23年12月にオープン
■市の財政状況は?
比率が基準値を超えた場合は、財政の悪化を表します。
※黒字(超過)の比率は、▲印で表示。
■特別会計も確認しよう
特別会計は、特定の事業を一般会計と分けて経理するための会計です。
※病院事業:純利益3億5830万円
※公共下水道事業:純利益3億6103万円
■あつぎの財政状況2024
市の財政状況をグラフなどで分かりやすく解説している資料です。現状やこれまでの推移なども分かります。
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