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【特集】市制施行70周年 これからもあつぎで(1)

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神奈川県厚木市

2月1日は厚木市の誕生日。70周年を迎えるこのまちは、多くの人が共に暮らし、働き、支え合うことで、大きく発展してきました。特集では、このまちに住む人、学ぶ人、働く人に厚木の魅力や思いを聞きました。

市広報番組あつぎ愛テレビ:2/1~

◆地域の温かさを大切に
市立病院
工藤 万栞さん(23・三田南)
高校時代のボランティア活動をきっかけに社会福祉士を目指し、地元の病院に就職しました。退院支援や医療制度の説明、患者さんや家族の意向、病状に合わせた病院・施設への転院などをサポートしています。通勤で通る川沿いの道は、季節の移り変わりを感じられるお気に入りの場所です。
地域の関わりが希薄になっていると言われますが、小学生の頃から見守り活動や近所の方との交流があり、人の温かさを感じて育ちました。これからも地域との関わりを大切にし、子どもや高齢者に寄り添うまちであってほしいです。

▽2017年、新・市立病院が全面オープン。地域医療の中核として診療科目ごとに専門医を配置し、最先端の医療を提供しています。

◆安心して子育てできる
遠藤 裕佳里さん(40・妻田)
子育てしやすいまちだと聞き、子どもが生まれるタイミングで市外から引っ越してきました。最初は知り合いがいなくて不安でしたが、児童館に行ったのがきっかけで知り合いが増え、子育てや生活の悩みを共有できました。休日は、ぼうさいの丘公園に遊びに行ったり市のイベントに参加したりと、家族で楽しく過ごしています。
厚木は子どもの成長に合わせたサポートが手厚く、安心して子育てできる環境だと思います。これからも他の市に先駆けて、新しいことにチャレンジするまちであり続けてほしいなと思います。

▽2024年4月から市立小・中学校の学校給食費無償化を開始しました。保護者の負担軽減や子どもたちの食環境を社会全体で支えています。

◆多くのつながりができた
神奈川工科大学3年
山之内 優斗さん(21・松枝)
大学進学を機に、新潟県から移り住み始めました。学園祭の運営やクラブ・団体を紹介する冊子の編集に携わった他、市の地方創生推進プロジェクトにも参加し、SDGs学習ゲームの厚木市オリジナル版を作成しました。市の職員や他大学の学生など、普段関われない人とのつながりができたのが思い出に残っています。
厚木は田舎すぎず都会すぎない暮らしやすいまちです。何でもそろっていて、駅から少し離れると自然を感じられる場所も多いところが気に入っています。学生が遊べる場所がたくさんあり、若い人でにぎわうまちになればうれしいです。

▽2008年から厚木市と市内5大学(神奈川工科・松蔭・湘北短期・東京工芸・東京農業大学)の学生が連携し、イベントや講座を開催しています。

◆誰もが気軽に楽しめる場を
ソニーピープルソリューションズ(株)
宇高 融さん(57)
研究職として、映画の撮影に使うカメラの光学部品やさまざまな電子機器の開発に携わってきました。厚木には市外から20年近く通っており、通勤中に相模大橋から見える川や山々など、自然に囲まれた街並みが好きです。息子が市内の学校に通っていたので、家族としても思い出深いまちで、休日に七沢温泉やお気に入りの飲食店に訪れることもありました。
芸術鑑賞が好きなので、厚木にも大きな美術館などができればうれしいです。文化の面で厚木を楽しんでいる人が増え、まちが盛り上がってほしいなと思います。

▽1960年、ソニー(株)厚木工場が設立されました。他にも、市内には9000を超えるさまざまな事業所があり、まちづくりを支えています。

◆地元で愛されるお店に
(株)肉の田口
田口 恭介さん(40・妻田)
大学を卒業してすぐに父が営む精肉店で働き始めました。この土地に根付き、続いてきた厚木の名物「厚木のとん漬」などの販売の他、病院や飲食店、学校に食肉を卸しています。先生や子どもたちから直接「おいしかった」「また食べたい」などの声を聞けたときはうれしく、もっと頑張ろうという気持ちになります。
厚木は生まれ育ったまちで、自然と都会のバランスがとれた「ちょうどいいまち」だと思います。市外からも多くのお客さんが訪れるため、店をきっかけに厚木のことを知ってもらいたいです。

▽2023年、「厚木のとん漬」が文化庁の100年フードに認定されました。食卓だけでなく、お土産や贈答品に選ばれる厚木の名産品です。

◆生き生きと暮らせる環境
陶山 良子さん(101・戸室)
厚木が誕生した70年前に家族5人で引っ越してきました。当時は、田んぼに囲まれ穏やかだった印象が残っています。子どもを連れて厚木と海老名を結ぶ「もぐり橋」のある相模川沿いによく遊びに行き、屋形船がずらりと岸に停まっていたことを覚えています。地域の防火運動や市の行事に参加したのも思い出です。息子や周りの人たちの愛情のおかげで元気に暮らしています。
時代の流れで、まちの景観が変わり便利な世の中になりましたが、全ての人が暮らしやすいまちであるために、良いところは残すのも大切なことだと思います。

▽1955年2月1日、厚木町、南毛利村、睦合村、小鮎村、玉川村が合併し、県内13番目の市として厚木市が誕生しました。

問合せ:企画政策課
【電話】225-2450

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