■登り切った喜びを仲間と
スポーツクライミング選手
角田 暁さん(18・戸田)
ホールドと呼ばれる壁の石をたどり、課題をクリアした合計などを競うスポーツクライミングに打ち込んでいます。登り切った達成感がうれしいのはもちろん、仲間と一緒に考え、競い合い、励まし合い、多くのつながりができるのが楽しいです。
小学5年生の頃、たまたま参加した体験イベントでボルダリングと出合いました。体験してすぐに楽しいと感じ、どんどん上達するのが面白くてジムに通い始めました。大会ではみんなで同じ課題に挑むため、自然と選手同士の会話が生まれ、アドバイスを出し合うのはスポーツクライミングならではの面白さです。ずっと個人で練習していましたが、高校生になると大会を通じて輪が広がり、みんなで一緒にやる楽しさを知りました。大きな大会に出場すると出会う人も増え、全国にライバルができたことも上を目指すきっかけになりました。トレーニングを重ね、試行錯誤しながら難しい課題をクリアできたときに仲間と喜び合うのが一番のやりがいです。
昨年10月には、国民スポーツ大会に初出場し優勝できました。これからもクライミングを通じて多くの人とつながり、活躍の場を世界に広げていきたいです。
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