【Zoom Up】安心・安全な学校生活を 体育館に冷暖房設備を設置

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昨年10月から市立小・中学校の体育館に冷暖房施設の設置を進めています。3年間で全校に設置し、教育環境の充実や災害時の避難所の機能強化につなげていきます。

夏の猛暑時などでも子どもたちが安心・安全な学校生活が送れるよう、2013年度から市立小・中学校の普通教室に冷暖房を設置しています。現在、家庭科室や理科室などの特別教室への設置を進める中、昨年10月からは、体育館への設置も始めました。

◆熱中症を防止
今年度に設置するのは、小学校3校と中学校11校です。ガスや電気を熱源とした冷暖房設備を3年間かけて全校に取り付けていきます(下記参照)。整備は、体育館での授業に加えて、夏季休業期間中にも部活動や大会などでの使用が多い中学校を優先しています。建物の構造上、熱がこもり室温が上昇しやすい体育館でも適切な温度管理ができることにより、熱中症のリスク軽減や子どもたちの活動のサポートが期待できます。
厚木中学校の小野亮平教諭(39)は「最近は夏の暑さが厳しく、できるだけ昼間の気温が上がる時間帯の利用を避けたり、小まめに水分をとらせたりしていたが、熱中症にならないか心配だった。冷暖房設備の設置によって、生徒たちも部活動や体育の授業で体を動かしやすくなり、より集中して取り組めると思う」と話します。
学校は、災害が発生した時の指定避難所にも定められています。体育館では地震や台風、大雨などで避難した多くの市民の皆さんを受け入れるため、過ごしやすい環境を整えるための設備の導入は、避難所の機能強化にもつながります。

◆施設整備で学びを後押し
市では、他にも安全で快適な教育環境を整えるため、校舎のトイレ改修を21年に完了。経年劣化した受変電設備・受水槽などの付帯設備をはじめ、外壁・屋上防水、グラウンドなど、施設の改修を実施しています。
今後も、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた学校の省エネルギー化として、校内の照明を環境に優しいLED器具へ更新するなど、計画的な施設整備を進め、子どもたちの学びを支えていきます。

■冷暖房設備設置状況(2024年9月1日時点)

■体育館への設置スケジュール
▽2024年度(小学校3校・中学校11校)
厚木・南毛利・依知小学校
厚木・荻野・睦合・小鮎・玉川・南毛利・東名・藤塚・森の里・睦合東・相川中学校

▽25年度(小学校12校・中学校2校)
依知南・北・三田・清水・厚木第二・緑ケ丘・戸室・愛甲・妻田・毛利台・戸田・上依知小学校
依知・林中学校

▽26年度(小学校8校)
荻野・小鮎・玉川・相川・鳶尾・上荻野・飯山・森の里小学校

※体育館の建て替え工事を予定する学校は移動式冷暖房装置を置き、改修時に設備を設置

問合せ：学校施設課
【電話】225-2601