ファミリーサポートは、地域で子育てを支える仕組みです。ファミリーサポートセンターが、子育ての支援をしてほしい人(依頼会員)の希望に応じて、支援する人(支援会員)を紹介します。
◆支援会員にインタビュー
川崎千鶴さん(57歳)にファミリーサポートセンターの支援会員になった経緯や活動の喜びなどについてお話を伺いました。
◇支援会員になったきっかけ
支援会員になったのは3年前。娘2人が成人し、時間に余裕ができました。何かしたいと思ったときに、子どもが好きだったことを思い出しました。ファミリーサポートの支援会員となって、子育てをサポートできれば、と考えました。
週2回ほど小学生や保育園の子の送迎を2~3人、定期的にやっています。
また、保護者が仕事や用事などで子どもを見られないときなどの預かりもあります。小さい子では、保育園に入るまでの子を見ることが多いです。
◇ファミリーサポートに気軽に安心して頼ってほしい
自分がしていた頃の子育てとは違うこともあるので、ファミリーサポートセンターの研修は積極的に受講しています。
事務所では、地区ごとに依頼会員の依頼を支援会員に振り分けてくれます。今は核家族ですし、近くに両親がいないことも多いので、「ファミリーサポート」を自分の親くらいに考えて、気楽に頼って安心して預けてほしいと思います。
事務所のキッズスペースには、おもちゃや絵本があって、天候に左右されずに遊べるので、長時間の預かりの際は利用することが多いです。
◇支援会員としての喜び
支援会員になって喜びしかないです。
同じお子さんを何度か見ていると、はいはいだった子が歩けるようになったり、おはしが使えなかった子が上手に使えるようになったりと、成長を感じられるのが何よりもうれしいです。子どもから元気をもらって笑顔になれますし、若返ったような気持ちです。何といっても子どもはかわいいですね。
心も体も健康で元気でないとできないので、生活にハリがあります。
◇支援会員になろうかと考えている人へのメッセージ
支援会員は、保護者からの子育ての相談に、「大丈夫だよ」とおおらかにアドバイスできるような前向きな性格の人がいいのではないかなと思います。ファミリーサポートは、子どもから元気をもらえて、笑顔になることができる、喜びいっぱいの活動です。ぜひ一歩を踏み出してほしいです。
その日預かっていた1歳のお子さんはにこにこして安心した様子で、川崎さんによく懐いており、お互いの信頼関係が伝わってきました。
◆よくある依頼ベスト3
◇1位
保育所の送迎や保育所の前後の預かり
◇2位
放課後児童クラブ(学童保育)終了後の預かり
◇3位
保護者の買い物や通院、就労時などの預かり
◆安心して活動できます
◇報酬あり
有償のボランティアで、1時間当たり720円(時間外900円)の報酬があります。
◇保険に加入
万一の事故(子どものけがや自宅の家具の損傷など)に備えて、地域子育て支援補償保険に加入しています。
◇研修を実施
子どもの接し方や病気やけがの対応など、専門家による幅広い分野の研修があり、初めての人も安心です。
◆あなたも一緒に活動しませんか
対象:20歳以上の市内在住者
※登録には説明会(研修を含む)の受講が必要です。
申し込み:電話でファミリーサポートセンター(委託事業者:NPO法人ワーカーズ・コレクティブチャイルドケア)【電話】264-5726へ
問い合わせ:保健福祉センターすくすく子育て課家庭こども相談係
【電話】260-5618【FAX】264-0202
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