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自治体の皆さまへ

市長新春対談(3)

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神奈川県 大和市 クリエイティブ・コモンズ

◇スポーツとウェルビーイング
古谷田:ウェルビーイングって簡単にいうと、心と身体の健康、それと社会的にも満たされた状態が幸せにつながっていくということなんですけれど。でも、幸せって人によって定義が違うじゃないですか。おいしいものを食べたり家族と過ごしたり、愛する人と一緒になったり、いろいろな幸せがあるんですけれど、でも幸せになるための一つの要素としては、やっぱりよい人間関係が大切だとされています。そのためには、仲間作りができる居場所が重要であると。人と人とが触れ合う、そういったところから居場所を作る、交流できる場所を作るという意味では、サッカーなどのスポーツができるという環境が私は必要なのかなと思っています。中山さんはこのウェルビーイングはどのようにお考えですか。

中山:活動そのもの自体はこれまでご紹介したことをさまざまな軸で進めていますので、それが我々が社会に貢献できることなのかなと思っているのが一点目です。それと横浜F・マリノスには、小さいお子さんから年配のかたまで、または三世代で横浜F・マリノスのファン・サポーターになってくださっているかたがいます。そうした家族のコミュニケーションを広げる場の一つとして横浜F・マリノスが存在するわけです。このようにファミリーのような形で社会に貢献していくというのは、先ほど申し上げた一つ一つの活動とは別に、もう少し大きな形で貢献できるかなと思ってはいます。我々のクラブスローガンは、「この街には、横浜F・マリノスがある。」です。これが大和市の皆さんにもしっくりとくるような環境ができて、結果的に横浜F・マリノスのファミリーがどんどん増えていってくださるというようなところを、ある一つの姿として追い求めていきたいなと考えています。

古谷田:ぜひ大和市としても応援していきたいです。私もウェルビーイングの実現に向けた取り組みの一つとして、エンターテインメントな街を目指したいと言っているのですが、エンターテインメントというのはワクワクドキドキ、笑顔になっていくことです。横浜F・マリノスの試合を見て、ワクワクドキドキハラハラしながら、みんなが喜べるようにしていきたいと思います。

中山:我々のクラブのフィロソフィーを見ていただくと、今、市長がおっしゃったことが、その一番最初の我々のミッション、いわゆる使命・存在意義に書いてあるんですね。「“喜怒哀楽”にあふれる豊かな体験を提供し続ける。」。これが我々の存在意義だとクラブ側もきちんと認識をしていて、どんどんやっていこうと思っています。

◇対談の終わりに
古谷田:本日は中山社長とこうして対談ができて、本当によかったです。ウェルビーイングの実現を目指していくうえで、やっぱり健康、身体を動かすことが重要になってきます。大和市は横浜F・マリノスのホームタウンの一つでありますので、そういったところで今日お話しできたことは、大変有意義でした。今後も、市民の皆様がサッカーなどのスポーツを通じて幸せを実感できるようにしていきたいと思います。今日は本当に楽しいお話ができてよかったです。ありがとうございました。

中山:私も本当に古谷田市長と楽しいお話ができてうれしく思います。限られた時間ではありましたが、今、我々横浜F・マリノスが進めているホームタウン活動、特にこの大和市で展開している活動を中心に今回はお話をさせていただきました。同時に今日この場で市長からいろいろと熱い思いを語っていただきましたので、身の引き締まる気持ちです。今後も横浜F・マリノスとして、もっともっと我々が持っている活動の場を広げていく、またはやっている活動を深化させていく必要があるなと、再認識いたしました。今年もいろいろと意見交換をさせていただきながら、このホームタウン大和市を盛り上げていけることを積極的にやっていきたいと思っております。本当に楽しい時間をありがとうございました。

この対談の模様は、FMやまと(77・7メガヘルツ)で、1月1日(祝)午前10時から放送します(2日(火曜日)・3日(水曜日)も同時刻に再放送)。

●中山昭宏さん
東京都出身。高校時代にサッカーを始め、センターバックでプレー。大学卒業後、日産自動車株式会社に入社。ビジネスシステム部、調達部などに所属し、ルノー社などへの出向を経て、令和4年4月、横浜マリノス株式会社副社長、(一社)F・マリノススポーツクラブ理事に就任。同年12月、横浜マリノス株式会社代表取締役社長に就任。

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