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自治体の皆さまへ

市長新春対談(2)

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神奈川県 大和市 クリエイティブ・コモンズ

◇大和市の魅力
古谷田:平井選手は高校進学を機に、競泳選手として自分自身を高めたいという思いがあって大和市を選んでご家族で転居されたということで、大和市歴は3年ほどですよね。大和市の魅力など、感じたことがあったらぜひ教えてください。

平井:そうですね。パブリックビューイングを開催して地域の人が応援してくださったり、近所の人が声をかけてくださったり、とても温かいまち・人たちで、よい市に移ってくることができたなと思っています。水泳の大きな試合はよく東京であるので、転居前は毎回新幹線を使って移動していたのですが、今では車で1時間弱で行くことができます。また、電車の本数も多く、交通の便の良さを感じています。あと、好きな場所で、ご飯屋さんが2つあります。そば店と日本料理店なのですが、日本料理のお店にはこの前家族でパリオリンピックのお祝いで行って、とてもおいしかったです。

古谷田:うれしいですね。私は生まれも育ちも就職も、すべてが大和市で、もう56年になります。大和市の魅力はやはり住みやすさ。鉄道3社、駅が8駅あって、どこからでも歩いて駅に行くことができるという利便性。なおかつ、下町っぽさもあり、人情もあります。暮らしやすさと人の優しさ。そこに加えて、「大和市民まつり」や「神奈川大和阿波おどり」などのさまざまな催し物があるので、そうした中での盛り上がりもありますね。昨年は、高座渋谷で「渋祭」というお祭りを新しく始めました。催し物が多く、たくさんの人が交流して楽しむことができるところも大和市の魅力だと思います。

◇将来への意気込み
古谷田:平井選手は今年、アメリカに活動の場を移されますよね。これを決めたきっかけ、決意というのは何かあったのでしょうか。

平井:もともとは、日本で大学に進学する予定だったのですが、アメリカのある大学が私に声をかけてくださって、そこに体験に行ったことがきっかけです。

古谷田:本当に大きな決断だと思います。アメリカでやってみたいこと、学業や水泳以外で何か興味のあることはありますか。

平井:今はコミュニケーションに興味を持っています。日々の練習でのコーチや選手とのコミュニケーション、友達同士でのコミュニケーションなどを、アメリカで学びたいです。そして、日本に帰ってきたときに、周りの人たちに学んだことを伝えられる人になりたいと思います。さらに、私より年下の子たちが、自分も海外でやってみたい、海外じゃなくても大きな挑戦をしてみたいと思ってくれる子が続いてくれるとうれしいので、そういう人になれるように頑張りたいです。

古谷田:志が高くて素晴らしいですね。平井選手が挑戦して、その姿を見て子どもたちもやってみよう、と思うのではないでしょうか。私のよく言っている言葉に、トライアンドエラーというものがありまして。何事もトライの気持ちで挑戦してやってみよう、その後に失敗もあるんですけれどね。それを繰り返しながら成長していただければと思っています。
私は「いいね大和市、もっと大和市」というスローガンを掲げて市長に就任したわけですが、子どもから高齢のかたまで身体、心、社会的に良好な状態にあることを意味するウェルビーイングを目指し、大和市をもっともっと進化させていきたいなと思っています。そして、若者からも企業からも選ばれるまちとなって、人が集い、にぎわい、笑顔あふれる大和市にしていきたいと思っています。
少し先の話になるのですが、横浜市の旧上瀬谷通信施設で開催される国際園芸博覧会、GREEN(グリーン)×EXPO(エクスポ)2027があります。これはA1(最上位)クラスの国際博覧会になるので、ぜひ大和市も協力してこれを成功に導きたいです。市外、県外、国外から多くの人に来ていただいて、世界に目を向けて発展していけるまちにしていきたいと思っています。

◇新年の抱負とメッセージ
平井:私は水泳でこれからも自己ベストを更新し続けて、世界大会や3年後のロサンゼルスオリンピックでは、自分の種目で国歌を流せるように頑張っていきたいと思います。そして、みんなそれぞれ、自分の成し遂げたいことや目標があると思います。その目標や成し遂げたいことが達成できるように、笑顔で楽しくチャレンジすることを大切にして頑張ってほしいです。

古谷田:私は、市民の皆様が幸せを実感できるよう、これまで目指してきた「健康都市やまと」の「康」を「幸」に変え、もっと先へと進むべく、「健幸都市やまと」を実現していきたいと思っています。このためには、新たな総合計画にも示しているとおり、皆様の声を積極的に取り込んでいくことがなによりも大事であると考えております。昨年は、私が市民の皆様と直接地域で対話するタウンミーティングのほか、こどもミーティングも開催し、大和市の将来を担う子どもたちも含め、多くの声を聞かせてもらいました。今年も、現地現場、皆様のところへ赴いて、耳を傾け、皆様が暮らしやすく幸せになる大和市を共に目指していきたいと思っております。今年も、よろしくお願いいたします。

この対談の模様は、FMやまと(77・7メガヘルツ)で、1月1日(祝)午前10時から放送します(2日(木曜日)・3日(金曜日)も同時刻に再放送)。

大和市長 古谷田 力

●平井 瑞希さん
愛知県出身。全国大会には小・中学生時代を通じて出場し、バタフライで大会新記録の樹立や優勝を果たす。高校進学を機に家族とともに大和市へ移住。順調に記録を伸ばし、世界ジュニア選手権に出場して優勝。パリオリンピックでは、100メートルバタフライに出場し、57秒19のタイムで7位、混合400メートルメドレーリレーで8位、女子400メートルメドレーリレーで5位といずれも入賞を果たした。

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