町では、下水道事業の安定的な経営を行い、将来にわたって安心して下水道をお使いいただくため、令和6年4月1日から下水道使用料を改定することになりました。
下水道は皆さんのご家庭や事業所などから出る排水を下水道で運び、処理場できれいな水にして川や海へと放流しています。
きれいな水にするためには、下水道管や処理場の維持管理費および老朽化する下水道管を改築するための費用(汚水処理費)がかかっており、この費用は下水道を利用している人の使用料によって賄うものとされています。
しかしながら、汚水処理費に対し下水道使用料が不足している状況が長く続いており、その不足分は下水道を使用していない人も支払っている税金(公費負担)で補てんしています。
今後、老朽化した下水道管の点検・改築費の増加が見込まれており、町からの公費負担をこれまで以上に増額することは厳しい状況となっています。
そのため、町民を代表する人や学識経験者が委員となっている下水道運営審議会において、今後の下水道財政の在り方について令和元年度から検討を始め、これまでの多額な公費負担を見直し、令和3年4月に汚水処理費をすべて下水道使用料で賄うことを目標と定めました。下水道使用料の見直しは、皆さんの生活への影響を考慮し段階的な改定をするとの方針が示され、すでに令和3年10月に平均改定率5.6パーセントの引き上げを行なっており、今回は、平均改定率23パーセントとする引き上げを行うことを決定しました。
今後も事業の効率化により、経費の節減や公共工事のコスト縮減、下水道へ接続していない人への普及活動を推進し、経営の改善を進めます。なお、下水道使用料の段階的な改定については、下水道運営審議会などで慎重に検討しています。
■1カ月当たりの下水道使用料(税抜き)一覧表
■引き上げによる影響額(税込み)
※引き上げ後の下水道使用料をお支払いいただくのは、4月以降の使用料分(6月以降請求分)からです。ただし、4月1日以降に使用開始した人は、使用開始後最初の請求分です。
問合せ:下水道課
【電話】内線337 管理担当
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