■年を取るということ
こんにちは。認知症地域支援推進員の桜井です。
年を取ると今までできていたことができなくなっていきます。いつものスーパーに行きたいけれど歩いて行けなくなってしまったら、人の手を借りることを考えなければなりません。
子に頼んで、スーパーに連れていってもらうということもできますね。年を取ることは止められませんから、親は子の面倒を見る立場から、今度は子に面倒を見てもらう立場に変わっていきます。こうした親の変化を、子も受け入れなければなりません。親自身も、自分の変化を受け入れる必要が出てきます。
しかし「誰の世話にもなりたくない」という思いが強く、支援が必要なのにギリギリまで我慢してしまい、体調や認知症が悪化して生活が崩れている人に出会うことがあります。反対に認知症があっても、いつも笑顔で過ごしている人は、「ありがとう」をたくさん言える人です。
人は一人では生きていけないのだから、人の手を借りても、笑い合って「ありがとう」と言えることが、幸せに年を取る秘訣ではと思います。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】72-1294
【ページID】15177
<この記事についてアンケートにご協力ください。>