木村町長は、令和6年寒川町議会第1回定例会3月会議において、令和6年度の町政に対する基本的な考え方や主な施策の概要などの施政方針を述べました。
■町政に対する基本的な考え方
町が掲げる『「高座」のこころ。』というブランドスローガンには、「穏やかさ、優しさ、あたたかさ」という寒川らしさを未来へ継承し、一歩先の安心によって感じられるこころの幸せを、さむかわのすべての人にとどけたい、という思いを込めています。
そのような『「高座」のこころ。』を大切にし、少子高齢化・人口減少や多様化する町民ニーズ等に積極的かつ柔軟に取り組んでいきます。
特に、安全・安心、健康および環境の3つの分野につきましては、町政運営の根幹をなすものとして捉え、町民の皆さまが安心して暮らしていけるよう重点的に取り組んでいきます。
令和6年度予算につきましては、「寒川町総合計画2040」に掲げるまちの将来像である「つながる力で新化するまち」の実現に向け、「寒川町総合計画2040第1次実施計画の最終年度を踏まえた取り組み」、「将来(次期実施計画)を見据えた取り組み」、「持続可能な行財政運営の取り組み」の3つの予算編成基本方針のもと、編成しました。
令和6年能登半島地震をはじめとする激甚化・頻発する自然災害や感染症等の影響により、ライフスタイルや働き方などが急激に変化し、これまでの常識が覆され、価値観も変化する中、行政には迅速な対応が求められています。
このような状況の中、町民の皆さまの生命や財産を守る体制を強化し、一歩先の安心を感じることができるよう取り組んだ上で、未来に向けての新たな取り組みを町民の皆さまと進めていくことに全力を傾注し、少子高齢化・人口減少という構造的な課題に対し、さまざまな取り組みを行なっていきます。
■令和6年度の主な取り組み(総合計画における基本目標別)
▽まちづくりの原動力となるひとづくり
・こども家庭センターの設置
・保育所等における紙おむつの処分に対する補助の実施
・町内全小学校に「ことばの教室」を設置
・特別支援学級における教育活動の充実
▽生涯にわたって自分らしく暮らせるまちづくり
・帯状疱疹ワクチン予防接種補助の実施
・健康管理センターの老朽化への対応
・高齢者運転免許証自主返納等支援の実施
▽こころ穏やかに暮らせるまちづくり
・電気自動車用充電器の増設
・耐震性を有していない恐れがある建物の耐震化、危険なブロック塀撤去等の促進
・ごみ、資源物の収集方法の見直しの検討
▽安全・安心に暮らせるまちづくり
・マンホールトイレの設置、ホイールローダー車の購入等
・さむかわ安全安心フェア(総合防災訓練の実施)
・消防署宮山出張所の整備開始
▽時代に最適化したにぎわいのあるまちづくり
・小谷交差点の改良整備
・内水浸水監視用水位計、ライブカメラ設置
・雨水出水想定区域図(ハザードマップ)の作成
・ツインシティ倉見地区県との共同調査委託
・寒川町デジタル地域通貨の導入
・寒川町中小企業事業資金融資の利子補給の補給率の見直し
・農業に係る地域計画の策定
▽まちづくりのための基盤づくり
・「高座」のこころ。ステッカー付きメッセージカード事業の実施
・オンライン決済可能な行政手続の促進
問合せ:企画政策課
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