中央図書館(かもめ)は、今年で開館30周年。
時代やニーズによって、今までも、そしてこれからも変わっていく図書館の意外と知らないお話を紹介していきます。
◆第6話 閉架書庫に潜む本
《半分の本が眠る閉架書庫とは》
中央図書館(かもめ)では、28万冊を超える本を所蔵していますが、実は普段皆さんが閲覧している開架と呼ばれる書架に並んでいる本は約14万冊。では、残り半分はどこにあるのでしょうか。
図書館には、開架の他に、出版から年月が経った本や利用が著しく低下した本、貴重な資料などを保管する閉架書庫がカウンターの奥にあります。新しく所蔵する本が多くあることから、開架のスペースを利用しやすく保ったり、本や資料の劣化を防いだりするためにも、本を閉架書庫に移す必要があります。閉架書庫では、移動式の書架を設置することによってデッドスペースが解消され、多くの本や資料を省スペースで収容することが可能なのです。
《閉架書庫の本は読めないの?》
閉架書庫の本も、館内で読んだり、貸出可能なものは借りたりできます。館内の検索機やインターネットの資料検索で、保管場所に「○○閉架」と表示されたものは、検索機から発行されたレシートや本のタイトルなどをカウンターの職員に伝えれば、その場で探してお渡しすることができます。
旧版の本や雑誌のバックナンバーなど、開架にはない古い本や資料が中央図書館(かもめ)には多くあります。気になるものがあれば、お気軽にカウンターへ相談してください。
【WEB ID】P38068
問い合わせ:図書館
【電話】0465-49-7800
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