皆さんは「人生のエンディング」について考えたことはありますか。病気や障がい、老いによって、思い通りにいかないことがあるかもしれませんが、人生の終わりを想像したとき、やりたいことを自ら選択していくなど、自分の気持ちに対し正直に生きたいと思うのではないでしょうか。
人生の最後まで自分らしく生きることができるように、市ではさまざまな取り組みを行っています。
《将来を想像して今をより輝かせる「ライフ・デザイン・ノート」》
市では、今の生活を豊かにするために、そして、将来の暮らしを自分らしく彩るために「ライフ・デザイン・ノート」を無料で配布しています。人生を振り返り、自分の思いをノートに書き出してみましょう。
「人生のエンディング」を意識することで、この先やりたいことなどを明確にすることができるはずです。
《寄り添うサポート「成年後見制度」》
認知症などが原因で判断能力が低下し、権利や財産の管理、契約などの手続きが不安な人をサポートする「成年後見制度」。市では、おだわら成年後見支援センターTOMONI(ともに)を開設し、制度の利用促進を図っています。
また、同じ地域に暮らす住民が、本人と同じ目線に立って考え、相談し合える、寄り添い型の支援を体現するため、市民後見人の養成を行っています。
◆市民後見人の活動が始まります
市民後見人とは、弁護士や司法書士などの専門的な資格を持たない「一般の市民による後見人」です。
地域における身近なサポーターとして、そして成年後見の新しい担い手として、市では、市民後見人の育成と活用に取り組んでいます。
※現在、市民後見人の募集は行っておりません。
《熊木 志津乃さん》
今まで、周りの人々や地域、社会にたくさん助けられてきました。子育てが終わり、時間や気持ちに余裕ができた今、恩返しのためにも、できることを実践していきたいです。
《武田 俊子さん》
市民後見人の一番の意義は、距離感の近さだと思います。専門職の人しか解決できない法的課題もありますが、市民後見人しかできない寄り添い方もあると思っています。
《一寸木 收さん》
独り暮らしの高齢者が残りの人生を安心して暮らしていくには、身近に寄り添う後見人が必要だと考えます。そのような人の意思を感じ取ることができる後見人でありたいと思います。
《津藤 光香さん》
書類の手続きに困る父を見て、同じような人がいると思いました。市民が後見人としてサポートできれば、その人の負担軽減だけではなく、地域の活性化にもつながるかと思います。
《中根 美菜子さん》
市民後見活動はまさに「十人十色」。本人にとってより良い暮らしができるように、家族、福祉、医療、地域といった多職種協働のチームで支援していきたいです。
◆「人生のエンディング」について考えてみよう
●医師や司法書士による終活講演会
日時:11月24日(日)午後1時30分~4時
場所:三の丸ホール大ホール
内容:自分らしい最期を迎えるための必要な準備や生前整理、成年後見制度について
定員:約500人(当日先着順)
費用:無料
●もっとわかる成年後見制度~利用しやすくなるための今後の行方~
日時:11月22日金曜日
【講演会】午後1時30分~3時
【相談会】午後3時10分~5時
場所:おだわら総合医療福祉会館4階ホール
定員:
【講演会】100人・申込先着順
【相談会】若干名・申込先着順
費用:無料
講師:川端伸子さん(権利擁護支援プロジェクトともす)
申込:11月8日金曜日までに、おだわら成年後見支援センターTOMONI(ともに)へ【電話】0465-35-7770もしくは二次元コードで
※二次元コードは本紙をご覧ください
●はじめようエンディングデザイン
日時:11月28日(木)午前10時~11時30分
場所:UMECO(うめこ)会議室2
内容:専門士業の先生による死後事務委任や成年後見制度などについての解説
定員:30人・申込先着順
費用:無料
申込:10月15日(火)午前9時から前日までに、高齢介護課に直接、または電話で
【WEB ID】P38785
問い合わせ:高齢介護課
【電話】0465-33-1864
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