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自治体の皆さまへ

〈連載〉Fire Fighters

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神奈川県小田原市

小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町を管轄する広域消防となり、小田原市消防本部は今年で発足10周年を迎えました。節目の年に地域を守る消防士から大切なことを、“あなた”に。

◆Vol.10 山林火災
冬は、気温が低く空気が乾燥するため、火災が多発します。特に、この季節に発生するのが山林火災です。山林火災は、昨年8月にハワイ・マウイ島で発生した火災のように、市街地や住宅街まで被害が拡大する恐れがあります。

▽山林火災の実態
冬の山林は、空気が乾燥している状態に加え、落ち葉が積もり、燃えやすい環境です。そのため、火災が発生してしまうと、延焼スピードが速く、広範囲に及ぶ可能性が高いです。
山林火災の原因は、「たき火」をはじめ、「放火」、「たばこ」、そして農作業などで行う「火入れ」など、その多くは、人間の不注意によるもの。キャンプや登山など山林へ行く際は、一人一人の防火への意識が必要です。

▽協働して行う消火活動
山林は建物と違い、火災の発生を知らせる警報器がない上に、消火栓や防火水槽など消防水利の確保が困難な場合が多く、被害が広がりやすいため、より高度な消火活動が要求されます。そのため、山林火災が発生した際は、消防職員と消防団員が連携し、複数のポンプを中継して送水する体制を構築することで、消火活動を行っています。
また、消防団では、円滑な中継送水が行えるように、毎年2月に県立おだわら諏訪の原公園で、山林火災訓練を実施しています。

◆キラリ輝く今月の女性消防士
消防士も子育て支援が充実しています。現在は、周囲の協力を得て、当直勤務ではなく短時間勤務で働いています。仕事と子育てを両立した姿を、「消防士のママかっこいい!」と娘に言ってもらえるよう頑張ります。
小田原消防署消防課 佐々木泉

【WEB ID】P35616

問い合わせ:消防総務課
【電話】0465-49-4420

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