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[歴史的建築物]「清閑亭」の利活用開始!

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神奈川県小田原市

公民連携により、利用者サービスの向上や施設の魅力発信を進めるため、令和2年度の民間提案制度を経て、このたび、(株)JSフードシステムによる利活用が始まります。

《清閑亭とは》
明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として明治39(1906)年に開かれた清閑亭は、小田原城三の丸土塁の一角にあり、相模湾や箱根山を一望することができます。建物は平成17年に国登録有形文化財に登録されました。

《清閑亭から魅力を発信》
清閑亭は、小田原駅周辺から南町や板橋への回遊拠点となっており、観光において、小田原の文化・歴史を生かしたまちづくりを推進する上でも重要な建築物です。今後も、小田原の歴史と共に、食文化など「小田原ならでは」をテーマとして、さらなる魅力の発信を行っていきます。

《生まれ変わる清閑亭》
「小田原別邸料理清閑亭」として、3月25日月曜日から営業します。

〈小田原ならではの料理〉
・其(そ)の壱(いち)…二十四節気(にじゅうしせっき)・七十二候(しちじゅうにこう)を基本に、旬の食材を使った和洋折衷料理。
・其の弐(に)…地場の魚や肉、野菜や果物、季節の花などとの融合。
・其の参(さん)…古来より継承されてきた小田原の伝統工芸品を使い、歴史を感じる空間を演出。
福岡出身の黒田長成侯爵に関連する「鶏の水炊き」をはじめ、「市松寄せ鮨」や「北条いなり鮨」など、小田原の地域性を生かしたメニューを「小田原別邸料理」として提供します。

ワークショップや展示・販売の企画、まち歩きの観光拠点の機能などを継承しつつ、新たな日本料理店として利活用してまいります。
小田原の地域性を最大限に生かした独創的で魅力あふれるメニューを提供し、「小田原の迎賓館」として愛される場所を目指します。
株式会社JSフードシステム 代表取締役 田川順也さん

◆清閑亭の特徴
《外観・眺望》
平屋建て部分の屋根裏が高いことから、庭園から見ると2階建て部分と平屋建て部分の屋根がほぼ同じ高さに見える特徴的な造りです。
2階からは、石垣山が見え、中近世の遺構としても重要な場所です。

《内観》
1階主座敷の床の間に設けられた付(つけ)書院は、品格が感じられ、2階の欄間には黒田家と豊臣秀吉の関係を示す「光(こう)琳(りん)桐」の透かし彫りがしつらえられています。

《店舗情報》
名称:小田原別邸料理清閑亭
住所:南町一丁目5-73
【電話】050-1809-2213
営業時間:午前11時~午後9時
(予約状況により変動する場合があります)

【WEB ID】P10913

問い合わせ:文化政策課
【電話】0465-33-1707

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