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新たな移動支援策 地域公共交通

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神奈川県小田原市

市では、3月に策定した「地域公共交通計画」に基づき、誰もが利用しやすい持続可能な地域公共交通の実現を目指し、新たな技術の活用も含めた、移動支援策に取り組むこととしています。
今回は、現在検討している新たな移動支援策を紹介します。

◆自動運転
国内外で開発が進む、自動運転システム。自家用車だけでなく、バスなどの公共交通に導入することで、安全性の向上はもちろん、運転士不足の解消につながることが期待されています。
自動運転には、5つのレベルがあります(下図)。公道を走る公共交通では、現在、茨城県境町などでレベル2の自動運転バスが定時運行している他、各地で実装に向けた実証実験が行われています。

〈自動運転レベル〉
レベル5 完全自動運転
レベル4 特定条件下で完全自動運転
以上運転者不要
以下は運転者必要
レベル3 特定条件下で自動運転
レベル2 アクセル・ブレーキ操作とハンドル操作の両方を部分的に自動化
レベル1 アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作を部分的に自動化

《県西地域でも自動運転バス導入の可能性調査がスタート》
県が取り組む「県西地域活性化プロジェクト」で、地域内移動の利便性を向上させるための新たな交通手段として、自動運転バスに関する取り組みが行われます。
令和6年度は、県西地域で道路状況や周辺環境の現況調査など、自動運転バス導入の可能性について調査が行われる予定です。市では、市域内での実証運行の実施を目指しています。

◆AIオンデマンド交通
オンデマンド交通は、時刻表や決まった運行経路がなく、利用者の予約に応じた乗降の場所や時間に運行する乗合型の交通手段です。タクシーやワンボックスタイプなどの車両を使用して、路線バスが運行できないような狭い道路での運行や、自宅付近から目的地までの移動など、ニーズに応じたさまざまな運行が可能です。
オンデマンド交通にAI(人工知能)を活用することで、予約に応じた最適なルートを決定するなど、運行の効率化や運転士の負担軽減につながります。

《民間事業者との連携に向けて》
市でも、自動運転やAIを活用した移動支援策に取り組むに当たり、民間事業者からの提案を募集しました。5者から提案を受けて3月にプレゼンテーション審査を実施し、AIオンデマンド交通に関する提案を採用しました。今後、提案の実現に向けて具体的な内容を検討・協議していきます。

◆小田原市地域公共交通計画を3月に策定しました!

※詳しくは、本紙をご覧ください。

【WEB ID】P37972

問い合わせ:まちづくり交通課
【電話】0465-33-1267

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