中央図書館(かもめ)は、今年で開館30周年。
時代やニーズによって、今までも、そしてこれからも変わっていく図書館の意外と知らないお話を紹介していきます。
◆第4話「かもめ」の誕生
《小田原に新しい図書館を!》
当時、市内の図書館は昭和34年に建設された城址公園内の市立図書館のみでした。また、既に建設から30年以上が経過しており、老朽化と機能面から新しい図書館を望む声が多く上がっていました。
そこで、平成2年9月に市立図書館建設準備委員会を発足。平成4年9月に新図書館の建設が始まり、平成6年6月に完成しました。
《どうして「かもめ」なの?》
平成5年10月に、新図書館の名称を募集したところ、244人から計307件もの応募がありました。
応募された館名は、図書館協議会で選考し、小田原にゆかりの深い「こゆるぎ」「さざなみ」「あすなろ」「けやき」「かもめ」の5つが最終候補となりました。その中でも、11人と最多数の応募があったことに加え、酒匂川河口にカモメが群生していることや、所在地である鴨宮の「鴨」と仮名遣いが一致していることから、「かもめ」が採用されました。
令和2年4月、城址公園内の市立図書館の閉館に伴い、市の中心的な図書館であることを分かりやすく示すため「中央図書館」に改称しましたが、これからも多くの人に親しまれている愛称で「かもめ」と呼んでください!
【WEB ID】P38068
問い合わせ:図書館
【電話】0465-49-7800
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