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自治体の皆さまへ

豊かな森里川海(もりさとかわうみ)を次世代に

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神奈川県小田原市

「おだわら環境志民(しみん)ネットワーク」は、小田原の豊かな自然環境を未来の子どもたちに引き継ぐために活動する人や団体、企業が集まるプラットフォーム(基盤)です。現在、86の会員(団体会員35、企業会員11、個人会員40)が登録し、「そだてる」「つながる」「うみだす」をキーワードに活動しています。

《多岐にわたる活動内容》
生きもの 竹の利活用 獣害対策 里地里山
エネルギー 耕作放棄地 環境学習 プラごみ

《次世代の人材をそだてる》
おだわら市民学校や出前講座などを通じた自然を守り育てる人材の育成や、誰でも参加可能な生き物調査などを行っています。
また、会員によるマルシェの開催やイベントへのブース出展では、環境に配慮した商品販売や活動報告など、小田原の自然の魅力や豊かさを発信しています。

《相談しやすい関係構築で、会員同士がつながる》
活動での悩みなどを相談しやすい関係づくりや、会員同士の連携づくりのために、情報交換会や活動現場の見学会、勉強会など、会員同士の交流の機会を設けています。また、会専属の地域コーディネーターが会員の悩みを聞き取り、連携や助言など、会員同士をつなぐ、橋渡し役を担っています。

《環境と経済の好循環をうみだす》
地域資源から新たな価値を創出し、環境と経済の好循環を目指す「地域循環共生圏」。その構築につなげるため、会員の活動が持続可能となるようなサポートをしています。例えば、会員が行う新規事業を交付金で支援する他、小田原の自然環境に貢献しているモノやサービスなどをブランドとして会が認定する取り組みを予定しています。

◆個人もOK 随時 会員募集中
既に環境活動中の人も、これから取り組みたい人も、ぜひお気軽にご相談ください。

環境活動をする人やしたい人にとっての「駆け込み寺」としてサポートができるよう取り組む組織です。
〈会長 辻村百樹(ももき)さん〉

コーディネーターとして、会員活動の取材や連携に向けた相談支援、新たな担い手の発掘などを行っています。
〈地域コーディネーター大角(おおすみ)功一さん〉

◆[個人会員にインタビュー]人とのつながりで活動が広がる
《福井智樹(ともき)さん》
元々、自然環境に興味があり、母親からイベントの手伝いに誘われたことをきっかけに本会のことを知り、入会しました。
普段は生き物観察などの活動をしています。会のイベントでは、昨年まで通っていた高校と協力し、水生生物観察を行うVRブースの出展を初めて行いました。企画書を自分で作成し、他の会員の協力も得ながら、学校と会それぞれの特色を生かしたブース展開ができました。
イベントや活動に参加すると、さまざまな体験ができたり、知識に触れられます。多様な団体と交流でき、地元の人との新しいつながりもできました。
自分の好きなこと、やりたいことが広がる点が、この会の魅力です。

◆[団体会員にインタビュー]会員連携で環境課題に取り組む
廣川登(ひろかわのぼる)さん
高頭伴與(たかとうともよ)さん
山本和子(かずこ)さん

《おだわら竹あかりプロジェクト》
〈高頭さん〉放置竹林問題に対して、竹林整備で伐採した竹を灯籠に活用することを提案し、関心を持った会員が集まって取り組んでいます。
〈廣川さん〉これまで、竹灯籠製作ワークショップを開催したり、「小田原城あじさい花菖蒲まつり」で竹灯籠のライトアップを行ってきました。ライトアップは約200基からスタートしましたが、今年は約千基の竹灯籠を並べ、多くの人に楽しんでもらっています。
〈山本さん〉今後もイベントへの参加や講座の開催などに取り組み、竹の利活用を通して放置竹林の現状や課題を多くの人に伝えていきたいです。

【WEB ID】P20622

問い合わせ:環境政策課
【電話】0465-33-1472

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