9月1日から30日までは、厚生労働省が定める「健康増進普及月間」です。健康な人はさらに健康に、疾病がある人は病状をしっかりと管理できるよう、この機会に健診(検診)を受けましょう。自身の健康状態を知り、予防と対策を講じることが、未来の健康への第一歩です。
本市の特徴として、健康診断・がん検診の受診率が低いことが挙げられます。
令和4年度の特定健診の受診率は、県の平均が約30・4パーセントであるのに対し、本市は約29・4パーセントと県平均よりも低いです。また、各種がん検診の受診率も、県平均を下回る傾向があります。
まずは健康診断を受け、自身の健康状態を知ることが大切です。健診の結果に応じて、食事のバランスを考えたり、1日30分・週3回の運動を継続するなど、健康習慣を取り入れましょう。
また、定期的に受診することで、生活習慣病のリスクやがんなどの早期発見につながり、重症化する確率を低くすることができます。自覚症状がない早期に発見し治療できれば、治癒率が高まり、早期であるほど治療にかかる費用や身体への負担も少なくなります。
健康診断の対象者には、毎年5月下旬に案内書類(封筒または、はがき)が届きます。案内が届いたら、実施医療機関を確認し、予約した上で健診を受けましょう。
◆受診の流れ
《封筒または、はがきが届く》
対象者には、5月下旬に緑色の封筒、または黄色いはがきで受診券をお送りしています。
※紛失した場合などは、健康づくり課にお問い合わせください。
《健診(検診)を【予約】する》
医療機関一覧から、自身の希望する医療機関に直接し、予約してください。なお、胃がんバリウム検診、乳がん検診(マンモグラフィ併用)、子宮頸(けい)がん検診対象者の場合、集団検診で受診することもできます。
《健診(検診)を【受診】する》
●受診券
●健診票(特定健診、長寿健診の場合)
●保険証(特定健診、長寿健診の場合)
●自己負担金(70歳未満の場合)
をお持ちください。
《健診(検診)の【結果】の説明を聞く》
健診(検診)の結果、治療が必要、または精密検査になった場合は、速やかに受診しましょう。
余裕を持って早めに予約・受診しましょう!
◆[受診者の声(1)]
健康診断で得られる安心感
現役時代は、会社で定期健康診断が実施されていたので、退職後も健康診断を受ける意識が根付いています。毎年、色違いの封筒で案内が届いたら「ああ、また来たな」と思い、忘れないように時期を決めて、受診しています。予約の際は、医療機関に「混んでいない日」を希望し、毎回1時間半から2時間ぐらいで終わるので、時間が長くて困ることはありません。幸い、これまで検査結果に大きな異常はありませんが、今後見つかる可能性もあります。しかし、見つかったからといって病気が騒ぎ出すわけではないし、発見が遅れる方がずっと怖いですね。
暑い時季、寒い時季を避けて受診しています
◆[受診者の声(2)]
「何か見つかればラッキー」早期発見・早期治療のためにも毎年受け続けています
昨春まで、栄養教諭として市外の小学校に勤めていました。約40年に及ぶ社会人生活を終えてホッとしましたが、毎年職場で受けていた健康診断が途切れることに不安もありました。しかし、市から案内が届いたため、健診を受けてみたところ、内容は人間ドックと遜色なく、医療機関も自由に選べるので便利でした。
健診で命拾いしたという知人もいますし、私も「何か見つかればラッキー」という気持ちで受け続けます。
いつまでも自分の足で歩くためにも、健診は欠かせません
【WEB ID】P03499
問い合わせ:健康づくり課
【電話】0465-47-4724
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