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自治体の皆さまへ

[地震が発生した時、落ち着いて行動できますか?]正しい知識を身に付け「その時」に備えよう

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神奈川県小田原市

平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年、令和6年元日に発生した能登半島地震から1年が経過しました。
家屋の倒壊、道路の損壊、火災や津波などの二次災害、そして避難生活―。地震が与える生活への影響は甚大です。
一方で、地震はいつ発生するか分かりません。正しい知識を身に付け、地震が発生した「その時」に落ち着いて行動できるように備えましょう。

◆地震によって起こり得る被害
本市は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレートといった3つのプレートが集中する場所に位置しており、地震が発生しやすい地域です。今後30年以内に80%の確率で発生するといわれる南海トラフ地震の影響も心配されています。
地震は、一次災害だけではなく、火災や津波など多くの二次災害が伴います。
一般的に、停電が復旧した時に「通電火災」が発生しやすく、特に冬の寒い時期は、倒れた電気ストーブや破損した電気コードなどから発火し、乾燥した空気によって大規模な火災に発展する恐れがあります。
また、本市は「最短1分で津波が到達する地域」とされています。相模湾に面している本市の津波想定は、最大震度7(マグニチュード8・7)を予想している「相模トラフ沿いの海溝型地震(西側モデル)」において、最大およそ11メートルの高さに達すると考えられています。

◆正しい知識を身に付け防災を「知る」
しかし、これらの被害想定は市民の皆さん全員に該当するとは限りません。地震が及ぼす影響は、同じ市内でも地域によってさまざまです。津波災害警戒区域など、自宅や職場の周辺が、どういう区域に該当するのか、どう避難すべきなのかなどを確認しておきましょう。さまざまな防災の知識が、自分が生活している地域に、どう生かせるのか「知る」ことが大切です。

◆「おだわら防災ナビ」を登録しておこう
市からの情報を確認できるスマホ向けアプリ「おだわら防災ナビ」は、ハザードマップや避難所の開設情報・混雑状況など、防災に関する情報を確認できます。

◆今すぐできる「ローリングストック」の薦め
令和6年8月に初めて発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)。当時、各地のスーパーやコンビニでは、水や非常食、防災用品の売り切れが相次ぎました。
そこで再認識されたのが、備蓄の重要性です。中でも注目されているのが「ローリングストック」。「ローリングストック」とは、普段の生活で、食品や日用品を少し多く備蓄し、古いものから消費して、その分を買い足すことによって、常に一定量の備蓄を保つ方法です。当面の間は自宅で避難生活できるようにする考え方で、食料が手に入りにくくなる状況に備え、最低でも3日分、できれば1週間分の食料を家庭で備蓄しておけると安心です。

◆「ローリングストック」3つの極意
◇その1 飲み水は最低でも1週間分は必要
最も重要とされるのが飲料水。断水で水が手に入らない場合も考え、1週間分は用意しておきましょう。1人当たり1日3リットルが必要です。

〈1週間の生活に1人当たり1.5リットルの水が14本必要!〉

◇その2 カセットボンベは災害時のエネルギー源
カセットコンロとセットで使用すれば、お湯を沸かせられたり、加熱調理できたりするため、非常に有効です。家庭用のものなら1回15分の調理で3回使用する場合、1日当たりカセットボンベ1本が必要です。

〈1週間の生活なら6本入りのセットが2セットあるととても安心〉

◇その3 備蓄倉庫となるキッチンを有効活用する
食料が置かれているキッチンは備蓄倉庫ともいえます。保管している食料を有効に使いましょう。
避難生活1~2日目:冷蔵庫や冷凍庫の中の物
避難生活3~5日目:インスタント・レトルト食品などの保存食
避難生活6~7日目:非常食

→備える→消費する→買い足す→

【WEB ID】P32367
問い合わせ:防災対策課
【電話】0465-33-1856

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