■みんなでつなぐ川崎の未来
このコーナーでは、令和6(2024)年7月の市制100周年に向けて、時代とともに変貌してきた市のこれまでを振り返り、次の100年につながっていくさまざまな「川崎」を紹介します。
◆第10回 川崎×都市農業
川崎では、昔から商品作物の栽培が盛んでした。川崎区港町にある川崎河港水門には、建設当時(昭和3年)の市の名産品の梨、ブドウ、桃などをあしらった巨大な飾りが施されています。水門完成ごろから市内では工業化や都市化が進み、農地は次第に減少していきました。
近年では立地を生かした直売所などでの新鮮な食材の提供や、梨やイチゴなどの観光農園が盛んに行われています。また、「農業=生産」という1次産業だけでなく、生産からサービス提供までの6次産業として、加工品製造やレストラン経営などに取り組む若手も増えています。令和2年には市が「かわさきそだちワイン特区」の認定を国から受け、岡上産のブドウで造ったワインが農家レストランで提供されています。
▽ここがポイント
若手農業者が試行錯誤して新たな都市農業にチャレンジしている。
問い合わせ:経済労働局都市農業振興センター
【電話】044-860-2462【FAX】044-860-2464
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