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この夏「川崎臨海部」を楽しんでみませんか

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神奈川県川崎市 クリエイティブ・コモンズ

川崎市長 福田紀彦

川崎の最南端に位置する「臨海部」に、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
今からおよそ100年前、臨海部は海苔(のり)の養殖や漁業が盛んな遠浅の海でした。埋め立てによって京浜工業地帯が整備されてからは、石油産業、鉄鋼業、エネルギー施設、物流施設など、さまざまな産業が集まり、日本の高度経済成長をけん引する重要な役割を担ってきました。1960年代には深刻な環境問題が発生しましたが、市民・企業・行政が一体となって取り組んだ結果、現在ではきれいな空気や川を取り戻し、産業と環境が調和したエリアとして成長を遂げています。
近年は、健康・医療分野における世界最高水準の研究開発拠点「キングスカイフロント」のまちづくりが進み、具体的な成果が創出されています。また、産業構造の変化による大規模な土地利用の転換や、2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すなど、社会経済環境が大きく変化する中でも、川崎臨海部が発展し続け、日本の成長をリードしていくために、全力で取り組んでいるところです。
そんな臨海部は、産業活動の拠点でありながら、海や川などの水辺が作り出す美しい景観や、憩いの空間を持ち合わせています。表紙は、実際に東扇島東公園で出会うことができる風景です。川崎の海は、産業を育むだけでなく、その景観などで私たちに潤いを与えてくれています。
今号では、夏のひと時を楽しんでいただける臨海部の魅力的なスポットをご紹介しています。意外にも川崎駅からのアクセスが良く、電車やバスで気軽に足を運んでいただけるこのエリア。
これから暑い季節となりますので、熱中症対策を十分に行い、今年の夏は、ぜひ、地元川崎の「海」を楽しんでいただけると幸いです。

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