■広がる!つながる!~プラスチックリサイクルはこんなところまで
かわプラの協力事業者は設立当初の6者から20者に増え、その輪はどんどん広がっています
◆企業同士が連携!~広がる!回収拠点の輪
▽思い出をこれから生まれる赤ちゃんにつなぐ 哺乳びんのリサイクルの実験中
ピジョン(株)が他6社と協力し、使わなくなった哺乳びんを回収してリサイクルの実証実験を行っています。7年2月末まで各区役所で回収しています。
ピジョン(株)阿南さん、田野辺さん「哺乳びんは思い入れがあり、なかなか捨てにくいという声に応えるため、子育て世帯が多い川崎市で今回の取り組みを始めました。将来的には、哺乳びんは捨てずにリサイクルするのが当たり前の社会になってほしいと思っています。」
▽ライバル同士が強力タッグ マヨネーズボトルのリサイクルの実験中
味の素(株)とキユーピー(株)が協力し、使用済みのマヨネーズボトルを回収してリサイクルの実証実験を行っています。7年6月末までイトーヨーカドー溝ノ口店(高津区久本3-6-20)で回収しています。
キユーピー(株)田頭さん「取り組みを通じてボトルの環境配慮に取り組むことで、味以外の部分でもマヨネーズの価値を高めていきたいと考えています。」
味の素(株)遠藤さん「かわプラの取り組みに共感し、親身に相談に乗ってくれたので、川崎市で回収の実験を始めました。まずは同じマヨネーズボトルへのリサイクルが技術的に可能かを今回検証したいです。」
◆つながり、ともに考える
▽橘高校の生徒が企業に提案
かわプラに興味を持った橘高校の生徒が、探究学習の一環で、かわプラの参画企業に資源循環のためのアイデアを提案しました。
橘高校3年山本さん「企業の「シャンプーの詰め替え用製品よりも本体が購入されがちである」という悩みに対する解決策を考えました。詰め替えの手間を省くための補助グッズの認知度を上げることや、補助グッズとのコラボ製品の販売を提案しました。環境問題は身近な問題であることを改めて感じ、実際に家でも詰め替え用製品を購入するようになりました。」
◆こんなものまでリサイクル
▽海洋プラだってリサイクル
海洋プラスチックは、紫外線や風雨による損傷や汚れなどからリサイクルが難しいプラスチックです。現状、多くは燃やされていますが、川崎市で、長年、商用的にプラスチックのケミカルリサイクルを行っている(株)レゾナックと協力し、海洋プラスチックのリサイクルにもチャレンジしています。
▽プラスチック製品も一緒にリサイクル
これまで、プラスチック製容器包装のみを資源として回収し、スプーンやフォークなどのプラスチック製品は普通ごみとして燃やされていました。
このプラスチックを資源として救い出すため、4月から川崎区でプラスチック製容器包装と一緒に収集してリサイクルしています。7年度には幸区・中原区、8年度には全市で実施予定です。
プラスチック製品はこれまで燃やされていました
4月からリサイクルしています
詳細は市ホームページで
■漫画で学ぼう
市のプラスチック循環のポテンシャルや市民、事業者との協働の取り組みなどを分かりやすく紹介したウェブ漫画を作成しました。詳細は市ホームページで。
■私たちだからこそできる!「100%プラリサイクルのまち」
川崎市長 福田 紀彦
市民の皆さまの協力により、1人1日当たりのごみの排出量は政令指定都市トップクラスの少なさとなりました。また臨海部には先導的なリサイクル施設が集積しており、「環境先進都市」として全国の中でも非常に高い注目を集めています。
本市では、こういった強みを生かし、市内の「プラスチック」は全て資源として市内でリサイクルし、循環させていくことを目指しています。
プラスチックを100%リサイクルする挑戦は、ここ川崎にいる私たちだからこそできると信じています。私たちが力を合わせていくことで、これから資源循環の輪をどんどん広げ、ゆくゆくはプラスチックだけでなく、あらゆる資源を循環できる循環型のまちづくりを目指して、オール川崎でチャレンジしていきましょう!
問い合わせ:環境局廃棄物政策担当
【電話】044-200-2564【FAX】044-200-3923
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