川崎市長 福田 紀彦
令和6年度は、市制100周年という歴史的な節目を迎えます。これまでの歴史を振り返り、本市の発展に寄与された方々へ感謝するとともに、市民の皆さまに改めて川崎を知って、関わって、好きになっていただけるよう、さまざまな取り組みを進め、次の100年に向けた「あたらしい川崎」を生み出すスタートラインとしてまいります。
さて、令和6年度の本市の財政状況は、市税収入などが増加する一方で、ふるさと納税による減収がさらに拡大し、物価高騰の継続や、新たに生じた行政需要に対する国の財政措置が十分ではないなど、引き続き厳しい環境にあります。
こうした中、将来を見据えて乗り越えなければならない課題に的確に対応していくことが重要です。予算編成においては、地域防災力の向上や救急体制強化のほか、保育所などにおける多子世帯への支援の拡充、脱炭素社会の実現に向けた取り組みなどを着実に推進するため必要な予算を配分いたしました。
今号では、その中でも市民生活に身近な取り組みを紹介しています。
これから先の100年も、川崎に暮らす市民の皆さまが、安心して生き生きと暮らせる都市であり続けるため、引き続き、「対話」と「現場主義」のもと、「成長と成熟の調和による持続可能な最幸(さいこう)のまち かわさき」の実現を目指してまいります。
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