川崎市長 福田 紀彦
動物愛護センター「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」は、いのちを「まなぶ」「つなぐ」「まもる」をテーマに、市民の皆さまが動物を身近に感じ、「命を大切にする気持ち」や「豊かな情操」を育む場として、平成31(2019)年2月にオープンし、今年で5年目を迎えました。
センターにいる動物たちは、病気やけが、飼い主の事情などにより保護されており、人になついていないこともあります。市獣医師会やボランティア、動物愛護団体などの方々のご協力をいただきながら、職員は動物たちが新しい飼い主のもとで幸せになってもらいたいとの一心で、日々愛情と情熱を注ぎ、治療や人馴れのトレーニング、譲渡などに取り組んでいます。その気持ちは、制度の改善にも反映されておりまして、今年度からは、譲渡を受けやすくできるように、6年ぶりに居住地や年齢などの譲渡条件の緩和を行った他、譲渡希望者が正式な譲渡の前に自宅で一時的に飼養できる「トライアル制度」を開始しました。
ぜひ定例譲渡会をはじめ、館内でのバックヤードツアーやセミナーの機会など、気軽に動物たちのいるセンターに足を運んでいただきたいと思います。センターが動物を通じて、誰もが集い、憩い、学べる交流施設として、人と動物が共生する心豊かなまちを実現できるよう、引き続き皆さまのご支援をいただきながら、ともに進めてまいります。
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