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令和5年度市一般会計決算見込みの概要

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神奈川県川崎市 クリエイティブ・コモンズ

物価高騰が続く中、必要な施策・事業を着実に推進
~市税収入は2年連続で過去最高となるも、ふるさと納税の影響による減収も引き続き拡大~

令和5年度決算見込みの概要を報告します。詳細は市ホームページで。

市税収入は2年連続で過去最高となり、翌年度に繰り越す財源を除いた実質収支は43億6,900万円の黒字となりました。黒字額には、国庫支出金の受け入れ分などのうち、6年度以降に精算が見込まれるものも含まれます。

■一般会計決算の状況
歳入総額:8,632億6,800万円
形式収支:106億1,000万円
(翌年度繰越財源:62億4,100万円、実質収支:43億6,900万円)

歳出総額:8,526億5,800万円

◆歳入の特徴
市税は、所得の増加による個人市民税の増や企業収益の増加による法人市民税の増などにより、過去最高となりました。一方で、ふるさと納税の影響による減収も過去最大となりました。

◆重点的な取り組み
▽子どもたちや子育て世帯への支援
・小児医療費助成の通院助成対象年齢を中学3年生まで拡大し、所得制限を撤廃
・保育受け入れ枠の拡大や保育士の処遇改善
・「かわさきGIGAスクール構想」の推進

▽施設の整備
・本庁舎などの建て替えや富士見公園の整備

▽物価高騰の影響を受けた市民・事業者への支援
・燃料費や光熱費の負担を軽減する取り組み

◆財源対策
予算では、減債基金から120億円の新規借り入れを予定していましたが、決算では、予算に対して市税が増収となった他、庁舎・学校などの光熱費や、保育所の利用児童数の増加が見込みを下回ったことに伴う歳出の減などにより、最終的には新規の借り入れは行わず、過去の借入金を8年ぶりに10億円返済しました。

◆市民1人あたりの決算額(一般会計)
歳出総額:550,700円

保健・医療・福祉の充実に…27.7%
子育ての支援に…16.3%
学校教育と生涯学習に…14.2%
道路・公園緑地・河川・下水道の整備と安全なまちづくりに…9.7%
行政運営に…6.9%
環境・リサイクルに…5.2%
地域経済の発展に…3.1%
計画的なまちづくりに…3.1%
区政の振興に…2.2%
港湾の整備に…1.9%
共生と参加のまちづくりに…1.4%
交通・水道の経営安定に…0.2%
その他…8.1%
令和6年4月1日現在の推計人口(1,548,254人)により算出

◆健全化指標の状況
国が定めた財政の健全性を判断する基準(早期健全化基準)は、全てクリアしています。

指標:実質赤字比率
本市の状況:ー(赤字ではない)
早期健全化基準:11.25%
内容:一般会計などの実質的な赤字を示すもの

指標:連結実質赤字比率
本市の状況:ー(赤字ではない)
早期健全化基準:16.25%
内容:全会計の赤字や黒字を合算し、全体の赤字の程度を示すもの

指標:実質公債費比率
本市の状況:9%程度
早期健全化基準:25.0%
内容:長期の借入金やこれに準じた経費の額の大きさを指標化し、実質的な元利償還費の水準を示すもの

指標:将来負担比率
本市の状況:124%程度
早期健全化基準:400.0%
内容:一般会計等借入金や将来支払っていく可能性のある負担などの現時点での額の程度を指標化し、将来的に財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示すもの

問い合わせ:財政局財政課
【電話】044-200-2179【FAX】044-200-3904

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