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自治体の皆さまへ

未来を、世界をリードする川崎臨海部

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神奈川県川崎市 クリエイティブ・コモンズ

川崎市長 福田 紀彦
本市の南端に位置する川崎臨海部は、これまで京浜工業地帯の中核を担い、日本の高度成長をけん引してきました。これからも「ものづくり」を中心とした産業エリアとして発展を続けながら、今、地球温暖化の主な原因となっている二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を実質的にゼロにしていく「カーボンニュートラル化」という世界的な課題に挑戦しようとしています。
カーボンニュートラル化に向けて私たちが期待を寄せているのが、次世代エネルギー「水素」です。燃やしても二酸化炭素が発生しないクリーンなエネルギー「水素」を活用するには、さまざまな課題がありますが、それらを解決できる可能性が川崎臨海部にはあるのです。今号では、そんな川崎臨海部のポテンシャルや、国や企業の皆さまと連携した世界をけん引するチャレンジングな取り組みについて紹介しています。水素の活用などによって、化石資源だけに頼らないものづくりの拠点として、川崎臨海部が世界の課題を解決する場所となっていく大転換に期待を寄せていただけるものと思います。エネルギーの他にも、川崎臨海部は、薬や医療機器など、まだ世の中にないものを生み出し、新しい価値・製品を発信する場所となっています。それは、川崎臨海部に港湾や周辺に国際空港があることで、世界の技術や英知が結集することや、首都圏に位置するといった地理的な優位性もありますが、大きくは、川崎臨海部にかかわる方々の、取り組みに対する誇りと未来を思う熱い志によるものだと感じています。そんな皆さまと力を結集し、昨年、市制100周年を迎えた本市が、この先100年も安全で快適に暮らせるよう、また力強い産業都市として発展していけるよう、全力で川崎臨海部での挑戦を続けてまいります。今後もご理解とご協力をお願いいたします。

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