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このコーナーでは、市制100周年にあたり、時代とともに変貌してきた市のこれまでを振り返り、これからの100年につながっていくさまざまな「川崎」を紹介します。
■第32回 市民の「思い」でつくるまち
まち中の花壇の手入れ、こども食堂の運営、登下校の見守り。私たちの生活は、「誰かのために」「地域のために」という思いを持って活動する人に支えられています。そのような活動の手助けをする組織の一つに、「かわさき市民活動センター」があります。昭和56年に「川崎ボランティアセンター」として設立された同センター。市も長きにわたり、活動を支援してきました。同センターは、公益的な活動を行う市民活動団体や、これから活動を始める人に向けて、情報を提供したり、相談に乗ったりしています。さらに、団体の情報発信や、団体・個人・企業などの交流を目的とした「ごえんカフェ」の開催など、市内全域、全ジャンルを対象に多様な主体が地域のためにいきいきと活動できるよう支援しています。
また、新しい仕組みとして「まちをよくしたい」という思いを持つ人や団体がつながり、地域で新しい活動を生み出していくプラットフォーム「ソーシャルデザインセンター(SDC)」が、各区でスタートしています。運営の主役は市民で、誰でも参加できます。地域課題に共に取り組むことで、一人一人の思いが合わさり、まちを変えていくことにつながっています。
「誰かのために」「地域のために」。その温かい思いを大切に、そして受け継がれていくように、市は今後も皆さんの活動を支援していきます。
■ここがポイント
誰かや地域のことを思い、活動する人により、まちは支えられている
そういった人をかわさき市民活動センターやSDCは支援している
問い合わせ:市民文化局市民活動推進課
【電話】044-200-2349【FAX】044-200-3800
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