文字サイズ
自治体の皆さまへ

災害のときの「トイレ」を考えよう!

3/11

神奈川県川崎市中原区 クリエイティブ・コモンズ

地震・風水害など、災害のときは、停電や断水などさまざまな理由で、普段使っているトイレが使用できなくなる可能性があります。
2023年は、1923年に発生した関東大震災から100年にあたります。この機会に、災害時の「トイレ」について考えてみましょう。

▽大きい地震のあとのトイレは注意!
地震の影響で、排水管が壊れているかもしれません。
集合住宅では、他の階であふれてしまう場合も…
排水管をチェックするまではトイレの使用は控えましょう。

◆携帯トイレの備蓄をしましょう!
災害時、避難所の仮設トイレは使いづらく、行くのをためらい水分を控えた結果、血行不良などを引き起こし、体調を崩してしまう人も多くいます。家のトイレを使って用を足すことができる「携帯トイレ」が、家庭での備蓄に向いています。

・1人1日5回を最低3日分
・できれば7日分以上
5回×3(7)日×人数 = 最低限必要な携帯トイレの数!

「3人家族の場合、5回×7日×3人 = 105回分は備蓄したいな」

▽携帯トイレの使い方はとても簡単!
(使い方の例)
携帯トイレを便器に取り付ける
用を足す
凝固剤などをかける(製品により違いがあります)
ポリ袋の中の空気を抜き、縛ってバケツなどで保管する

▽動画でも使い方を確認してみよう!
携帯トイレの使用方法はこちら
「災害時、トイレは使えない」(日本トイレ研究所)

▽処理の方法
使用後の携帯トイレはふた付きのバケツなどで保管しておき、普通ごみとして出してください。
※汚物は必ず凝固剤などで固めてから出すようにしてください。

◆避難所に設置されるトイレって?
▽仮設トイレ
避難所に設置される、組み立て式のトイレです。汲み取りが必要です。

▽ダンボール(簡易)トイレ
便座などがない場合に、座って用を足すことができる組み立て式のトイレです。

熊本地震後の調査(平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」結果報告(実施主体:岡山朋子(大正大学人間学部人間環境学科)、協力:特定非営利活動法人日本トイレ研究所))では、避難生活で困ったこととして、「食事」などを上回り第2位が「トイレ」!

困った理由として、仮設トイレは段差が多く使いづらい、使うのに行列になる、照明もないので夜は暗いなどがあります。

◆自宅での備えを確認しておきましょう!
日頃の備えに役立つさまざまな冊子が作成されています。
災害時のトイレ、どうする?(作成:国土交通省)
日ごろから考える災害時のトイレ問題(作成:上下水道局)
備える。かわさき(作成:危機管理本部)

それぞれ、詳細はホームページで

問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-744-3141【FAX】044-744-3346

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU