2月7日水曜
参加費無料
「ドイツ語で第九を歌ってみたい!」という歌好きで障害のある人のつぶやきから始まった「しあわせを呼ぶコンサート」と、見て、聞いて、体験し、「ちがいに出会い、人に出会い、つながる」きっかけとなる「地域包括ケアシステム推進イベント」を開催します。この日は、歌と音楽、地域包括ケアシステムを一日で感じられる日になります。
■響け歌声!
第21回しあわせを呼ぶコンサート
@宮前市民館大ホール 午後1時半から3時半まで
「歌を歌うことでみんなが繋がり、わかりあい、幸せになっていけたら」そんな思いを込めて、4年ぶりに作業所合唱団の第九が戻ってきます。障害のある人たちが練習を重ね、プロの演奏家とのセッションを原語(ドイツ語)で披露します。市民合唱団や福祉ボランティアと共に、ステージと会場が一体となり作り上げるコンサートです。
定員:当日先着800人(入場無料)
▽プログラム
第1部:宮前障がい者施設・作業所連絡会の合唱
あーる工房/いぬくら/工房じんべい/しらはた/セルプ宮前こばと/厨房じんべい/長尾けやきの里/宮前ふれあいの家/れいんぼう川崎
曲名:365日の紙飛行機、ビリーブ、ベートーベン/交響曲第9番(合唱付き)第4楽章
第2部:ゲスト・ステージ
出演・曲名:冨平安希子(ソプラノ)ジャンニ・スキッキ「私のお父さん」
富岡明子(メゾ・ソプラノ)フィガロの結婚「恋とはどんなものかしら」
村上公太(テノール)リゴレット「女心の歌」
狩野賢一(バリトン)フィガロの結婚「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
山田武彦(ピアノ伴奏・演奏)子犬のワルツ
■ちがいに出会い 人に出会い つながる
地域包括ケアシステム推進イベント
@宮前市民館2階ホワイエほか 午前11時から午後4時半まで
「地域包括ケアシステム」とは、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みをつくることです。その一環として、障害や認知症当事者の生活を知る「ミニ講座」、人はそれぞれ違うことを感じる「体験コーナー」、施設利用者の自主製品が並ぶ「マルシェ」を開催します。
◆ミニ講座(各回当日先着25人)(入れ替え制)
※会場にはヒアリングループシステムを設置
※各回手話通訳あり
▽中途失聴者
NPO法人インフォメーションギャップバスター理事 山口タケシ氏
聞こえる人と聞こえない人両者の気持ちや、聞こえにくい人とのコミュニケーションについてお伝えします。
▽視覚障害者
川崎市視覚障害者福祉協会 酒井栄蔵氏
視覚障害者への街中での移動時の声かけや、増えてほしいガイドヘルパーについてお話しします。
▽知的障害者親の会
川崎市育成会手を結ぶ親の会
知的障害のある子どもの親として、子育ての体験や日常生活などさまざまなお話をします。
▽認知症VR体験
※VR体験機器は15名分(先着順)
東京大学 特任助教 髙岡茉奈美氏
認知症のある方の視点を通して、周囲の対応による「気持ち」の違いを感じてみませんか。
◆体験コーナー
▽知的障害のある人の気持ちを体験
(川崎市育成会手を結ぶ親の会)
とまどう気持ちや不安、分かり合えたときのよろこびを感じることができます。
▽音声で伝える活動を体験
(みやまえエコー)
声で情報を届ける大切さを感じてみませんか。
◆マルシェ
施設利用者が活動中に制作した絵画や自主製品、パンを展示・販売します。
※詳細は区役所などで配布するパンフレットか区ホームページで。
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