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きてみて!博物館

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神奈川県平塚市

◆推定相模国庁東脇殿の模型
当館には、学芸員と市民の方が一緒に調査研究などを行う年間会員制の「ワーキンググループ」が15グループあります。その中の一つ、「平塚の古代を学ぶ会」が平成22年から令和4年までの13年間という長い時間をかけて50分の1サイズの推定相模国庁東脇殿の模型を作りました。
この模型は、四之宮で発見された大型の掘立柱建物が国府の中枢建物である「国庁」を構成する建物の一つ、「脇殿」ではないかとされたことを多くの方に分かりやすく伝えようと作られました。当時の地形から国庁域の大きさを想定した他、同じ奈良・平安時代の復元されている建築物から高さや間取りを考えるなどの検討をした後で、柱や屋根といったパーツを作りました。その後、内装を見せたり、国庁全体が分かるように300分の1サイズの全体の模型を作ったりして、改良されました。令和4年2月に完成してから、2階展示室で、常設展示されています。
二つの模型は令和5年9月3日まで、特別展「茶色ばっかりじゃないんだぞ!カラフルな考古資料たち」で展示しています。市内で発見された赤い建物を根気強く、工夫あふれるやり方で作り切った大作です。ぜひご覧ください。

問い合わせ:博物館
【電話】33-5111

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