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きてみて!博物館

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神奈川県平塚市

◆地盤図
今から100年前の大正12年9月1日午前11時58分に発生した大正関東地震は、震源である相模湾沿岸を中心とした地域に未曽有の被害をもたらしました。関東大震災と呼ばれるこの大災害により、平塚市内では70パーセント以上の家屋が全壊もしくは半壊するなどの甚大な被害を受けました。
地震による地面の被害の程度は、その土地の強度によって変わってくることが分かっています。そして土地の強度は、土地の成り立ちを反映しています。
市博物館が作成した地盤図は、数多く収蔵されているボーリングデータを用いた研究から生まれたもので、平塚周辺の大地の表層がどのようにできたかや、その場所の地盤強度、過去の地震によって液状化が生じた場所、断層が通る場所などが一枚にまとまっています。この図を見ると、市街地が広がる平塚市東部の平坦な平野は、主に海の作用でできたエリアと川の作用でできたエリアに分かれること、海の作用でできたエリアの方が相対的により強固な地盤である(軟弱地盤が薄い)ことなど、さまざまな情報が読み取れます。
寄贈品コーナー展示「大正関東地震と平塚の地盤」では、平塚での被害と合わせて、地盤図の解説や市内の地質の特性などを紹介しています。

問合せ:博物館
【電話️】33-5111

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