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[特集]震災に備えよ(1)

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神奈川県平塚市

9月1日で、関東大震災(大正関東地震)から100年がたちます。震災が続いた日本では過去を教訓に、さまざまな対策がとられてきました。地震発生直後に身を守るための行動や、避難行動につながる備えの他、市の耐震補助制度などを確認しましょう。自宅の災害リスクを知るのに役立つまち歩きのポイントなども紹介します。

■まずは身を守る
いきなり起きた地震に対して、とっさに命を守る行動ができるでしょうか。地震発生直後の行動や自宅の安全性を考えてみましょう。

震度6強~7の揺れの中では人は立てず、はわないと動けません。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れたり飛んだりします。自宅で地震が発生したら、机の下などに潜り、揺れが収まるまで動かずに、まずは自分の身を守りましょう。
地震による負傷原因の3~5割は家具類の転倒・落下だといわれています。命を守るためには、屋内の家具固定や家の耐震化など、事前の備えが重要であることが分かります。ただ家具を固定するだけでなく、「倒れたら扉をふさがないか」「大きな家具を寝室に置いたままで良いか」などを考えて、安全な空間を作ることが大切です。床に横になって部屋を見上げてみると、部屋の中の危険に気付きやすいです。

◇体感して危機感を持つ
地震を疑似体験しておけば、とっさに身を守るための対策がイメージしやすくなります。市災害対策課が今年8月に新しく導入した地震体験車(1面)では、最大震度7までの揺れが体験できます。前の体験車に比べ、さまざまな機能がグレードアップ。緊急地震速報の音声に連動した地震を、音声ナレーションと臨場感のあるCG映像で体験できます。平成28年にあった熊本地震など、九つの再現地震の他、南海トラフ地震などの六つの想定地震がプログラムされています。関東大震災の108秒にわたる、予想外の方向からくる激しい揺れもリアルに再現されています。
8月19日の市総合防災訓練では、導入後初めて市民向けの乗車体験がありました。今後は自治会や学校などのイベントでも活用していきます。

問合せ:災害対策課
【電話】21-9734

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