[特集]スポーツで地域を元気に(2)

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◆旭北地区体育振興会
8月26日、旭北公民館で、旭北地区体振が体力測定教室を開きました。立幅跳び、反復横跳び、立位体前屈、垂直跳びの四つに子どもたちがチャレンジ。小学生が対象のイベント「公民館へおいでよ!2023」の一環です。
旭北地区体振では、30〜80代のメンバー52人が活動しています。事務局長の岡山智彦(さとひろ)さんは「地域のイベントに、体振らしい関わり方ができて良かったです。最近は子どもが体力測定をする機会も減っていますし、外は暑いので屋内でできるものを、と考えました」と話します。会長の鈴木豊さんは「旭北地区は仲が良く、声を掛けたら、みなさん忙しい中集まってくれるんです。今日だってもう少し少ない人数でやろうとしていたんだけれど、17人も来てくれました」と破顔一笑。普段から、お互い助け合って活動していると言います。
旭北地区は、近隣の地区体振とも連携して活動しています。毎年、旭南地区と合同での旭地区一周元旦駅伝大会や、吉沢・土屋・旭南地区と持ち回りでニュースポーツなどをする親睦会などを開いています。「旭北地区は、毎年市民総合体育大会の全種目にエントリーしているんです。昨年は総合優勝もしましたよ」と鈴木さん。「人の絆は大切です。エントリーに必要となる地域での選手発掘にも、人のつながりと団結力で取り組んでいきます」。

◆松が丘地区体育振興会
8月9日、松が丘公民館2階ホール。小学生が対象のサマースクールで、20人の子どもたちがニュースポーツの「囲碁ボール」を体験しました。
この日、初めて囲碁ボールをした子どもたち。ボールが転がるたびに、喜んだりがっかりしたり。松が丘地区体振のメンバーでスポーツ推進委員でもある講師の皆さんが、笑顔で見守ります。
「今日はみんな喜んでくれて良かったです」と笑顔を見せる、会長の山脇克義さん。スポーツ推進委員協議会の会長も務める首藤幸子さんは、「子どもは本当に上達が早いですね。素直に取り組むからかしら」と、ほほ笑みます。蔭山(かげやま)みつよさんは「子どもにプレーを教えるのは大変だけれど、楽しんでもらえましたね」と顔をほころばせます。
松が丘地区体振のメンバーは40～70代の15人です。2カ月に1回の役員会の他、メンバーで集まってグラウンドゴルフや卓球、トリムバレーなどをプレーしています。他にも、地域の人向けに囲碁ボールの集いを開いたり、公民館の「ふれあいまつり」や自治会のお祭りなどにも参加したりしています。
「松が丘地区は少人数ですが、和気あいあいと活動しています。自分の生活を犠牲にせず、できるときにできることをする、がモットーです」と山脇さん。現在は9月の地区レクに向け、地域の皆さんに楽しんでもらえるよう準備を進めているそうです。市民総合体育大会は「メンバー集めが大変ですが、できるだけ多くの競技に参加するのが目標です」と意気込みます。

◆体育振興連絡協議会・地区体育振興会ってどんな組織?
◇地区体振の規模はどのくらい?
市内の24地区に地区体振があり、約500人のメンバーが活動しています。

◇体振と地区体振の違いは?
地区体振の連合体として体振があり、連絡調整や全体での研修活動をしています。「体育振興会」という名称の団体は全国各地にありますが、市内全域の各地区に地区体振があるのは、平塚市独自の構成です。

◇何を目的に活動しているの?
地域体育の振興と地域交流の推進です。各地区でスポーツ活動を推進している他、「公民館まつり」や自治会のお祭りといった地域のイベントにも積極的に参加しています。

◇最新の活動内容はどこで分かるの?
市ウェブの「スポーツナビ」や「ちいき情報局」などで情報発信をしています。

◇体振はいつからある団体なの?
昭和37年(1962年)に発足しました。令和4年(2022年)に60周年を迎え、ロゴを刷新しました。

各地区の体育振興会で活動したい方は、スポーツ課にお問い合わせください。

◆平塚市のスポーツ関連団体
◇スポーツ協会
卓球・野球・陸上などの競技種目ごとに協会がある。26団体が加盟している。
市民総合体育大会や、市内駅伝競走大会を主管している。

◇体育振興連絡協議会
市内の24地区にある地区体育振興会相互の、連絡・研修を担う団体。地区体育振興会の連合体。
地区対抗の要素がある大会に出る選手の派遣などを担っている。

◇スポーツ推進委員協議会
スポーツ基本法に基づき教育委員会から委嘱される非常勤公務員で全国組織。
平塚市では、各地区の体育振興会からスポーツ推進委員を選出することがほとんど。

問い合わせ：スポーツ課
【電話】31-3060︎