平和の大切さに想(おも)いを馳(は)せて

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平塚市長　落合　克宏

あけましておめでとうございます。
今年は平塚空襲・終戦から80年、本市が核兵器廃絶平和都市を宣言してから40年の節目を迎えます。昨年12月に、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞されました。長きにわたり被爆体験を発信されたことに深く敬意を表します。世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻などにより、多数の方が犠牲となりました。戦争の悲惨さを改めて心に刻み、市民の皆さまと平和の尊さを考え、次の世代に引き継いでいくことがわれわれの責務だと考えています。
昨年は、地震や大雨による災害が発生しました。防災力の強化に努めつつ、皆さまが幸せに暮らし続けるまちを目指し、新総合計画に基づく取り組みを進めました。長年地道に取り組んだ学校給食センターの完成、男性の育児参加を促す産後パパ育休取得応援交付金の創設など、子育て支援策が実を結びました。長期的な視点で積み上げてきた施策の効果と相まって、10年連続の人口の転入超過となりました。
今年は新スローガン「あったかひらつか」を前面に出して、本市の魅力をさらに高めてまいります。龍城ケ丘ゾーンで整備が進む海辺の総合公園は、今年の秋に開園します。公園とビーチパークを結ぶ海岸園路も整備し、新港までつなげます。平塚駅周辺地区では、3月末までに将来構想やその支援策としてのアクションプランを策定し、まちの将来像の実現に向け、取り組んでまいります。
今年も皆さまの声に耳を傾けながら全力で市政運営を進めます。幸多き年になりますよう、お祈りします。