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自治体の皆さまへ

市長コラム

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神奈川県平塚市

◆火の用心
・落合 克宏

1月11日、新春の恒例行事として親しまれている、平塚市消防出初め式を開きました。消防関係者の献身的な活動に感謝を表すとともに、防火意識を高める大切な機会です。
式典に続いて開かれた演技の部では、少年消防クラブの皆さんが訓練の成果を披露。元気あふれる活動を見て、大変頼もしく思いました。また、平塚古式消防保存会による「木き遣やり」や「はしご乗り」などが披露されました。勇ましい半はん纏てん姿で繰り広げられる熟練した技が、会場を魅了しました。
古式消防は、江戸時代から明治時代にかけて続いた、日本の伝統的な消防活動です。地域ごとに組織された町火消を中心に、火災の延焼防止にあたりました。住民がまちを守るために連携・協力する姿勢は、現代の共助の精神につながっています。
さて、本市における出火原因は、充電式の電気製品や料理中のこんろからの出火、たばこの不始末が上位です。12月頃から増え始め、2月が最も多くなります。近年は特にモバイルバッテリーからの出火が増加しています。
消防は、私たちが生活する上での安心・安全に欠かせません。本市では、市民の生命と財産を守るため、最新の機器を導入するなどし、消防力を強化しています。市民の皆さまには、本年度の防火標語「守りたい 未来があるから 火の用心」を合言葉に、火の取り扱いには十分な注意をお願いします。

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