さまざまな分野でのデジタル化が進んでいる中、学校の授業風景も大きく変わってきています。先生や児童・生徒がより快適に過ごせる環境を目指し、市と学校が連携して行っているさまざまな取り組みを紹介します。
■進めています、DX
「リーディングDXスクール」とは、生徒1人につき1台の学習用端末を用い、全員がアクセス可能な通信環境を整備・活用することで、生徒の情報活用能力の育成を図りつつ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実や校務DXを行い、全国に好事例を展開するための事業です。
全国の小・中・高等学校約200校が指定されており、座間市内では中原小学校、西中学校が指定を受けて研究を進めています。
▽西中学校元生徒会本部の皆さんに聞く!リーディングDXが変えた学校生活
Q.授業に関するところで、特に便利になったと感じることはありますか?
内田さん:学習用端末に打ち込んで発言が出来るようになったので、声を出すことが苦手な人も発言しやすくなりました。
目次さん:話し合いの時に、共通のアプリを使用することでグループワークがしやすくなりました。先生も楽になったのではないかと思います。
根津さん:授業で疑問に思ったことを簡単に調べやすくなったので、より理解を深めやすくなりました。
Q.授業外で使用することはありますか?
関根さん:部活でもよく使用します。大会での記録などを学習用端末上ですぐに見られるようになりましたし、動画の撮影が可能になったので、自分のフォームを確認して良いところや悪いところに気づきやすくなったと思います。
根津さん:元々紙で集めていた意見箱を、学習用端末を使って回答してもらうようにするなど、生徒会本部での活動によく使用します。
目次さん:全校に対するアンケートが取りやすくなり、学校全体を巻き込んだ取り組みが行いやすくなりました。
Q.家では学習用端末をどんな風に活用していますか?
目次さん:学習内容の振り返りを書く授業などは、提出期限がその日のうちになっているので、家に帰ってから学習用端末を使って提出しています。
根津さん:英語は学習用端末に教科書が取り込まれているので、端末を使って課題を行ったり、自習をしたりします。
関根さん:発音も聞けて便利だと感じています。
Q.個別最適な学び・協働的な学びについて、どのように感じていますか?
関根さん:内容を学習用端末とノートどちらでメモを取っても良い授業があるので、自分が得意なやり方を選んで学習できるのが良いと思います。
内田さん:授業の中で、他の人の意見や以前のデータなどを簡単に見ることができるので、協力して課題に取り組みやすくなったと思います。
目次さん:授業で使ったスライドを先生が共有してくれるので、分からなかったところや苦手なところを見直すことができて、それぞれのペースに合った学習ができるのがとても助かっています。
▽保護者と学校とのやり取りがもっと手軽に スマホで連絡とれ~る
「スマホで連絡とれ~る」は市LINE公式アカウントを利用した統合型連絡サービスです。保護者はLINE上のみで、学校での受け付けや出欠連絡をすることが可能になりました。
毎月の学校だよりや給食だよりなどの、学校からのお知らせも「スマホで連絡とれ~る」を活用し、保護者に情報発信をしている学校が増えています。
担当:教育研究所
【電話】046-252-8460【FAX】046-252-4311
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