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自治体の皆さまへ

ざまっ子の未来をつくる新しい学び 学校×DXの今(2)

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神奈川県 座間市

■校務DXでコミュニケーションが活発に
令和6年8月に教職員各個人にも市から端末が配付されました。端末を活用し、教職員用ポータルサイト*から共有クラウドにアクセスし、同じ資料を同時に閲覧しながら会議を行っています。共同編集機能*により、会議資料への加筆・修正も随時行えます。打ち合わせ内容などもチャットで共有し、打ち合わせに出席できなかった人も後から内容を確認できるようになっています。学校では、チャットを利用した会話が広がり、コミュニケーションが活発になりました。

*ポータルサイト
複数の情報やサービスを一つの場所に集約し、ユーザーに便利な情報の入口を提供するWebサイト

*共同編集機能
複数人が同時に同じファイルを編集できる機能

▽中原小学校の先生に聞く!リーディングDXが変えた職員室
Q.校務に関するところで、特に便利になったと感じることはありますか?
村越先生:端末を使うことで情報共有を小まめに行うことが出来るようになったので、毎朝あった打ち合わせが週一回になったのが一番大きいです。
藤本先生:端末で資料の共有が出来るようになったので、紙の印刷が減って、必要になったときに探す手間が減ったと思います。
加藤先生:以前は各自が紙の資料を管理していたので、一つのデータを共有できるようになってからはそれぞれの理解の齟齬(そご)が減ってきたように感じています。
藤本先生:授業の中でも、準備した資料などを印刷の手間なくそのままデータとして使用できるのがとても便利です。

Q.教員の視点から、「学校×DX」が生徒にとって良い影響を与えていると感じることはありますか?
藤本先生:みんなの前で発言するのが苦手な子の中には、端末を通してなら発言や意見が出来るという子も少なくないので、そういった面ではとても過ごしやすくなっているのではないかなと思います。
加藤先生:端末を使って写真や動画を撮影する形の課題が出たとき、子どもたちが自主的にお互いの成果を見せ合うなど、より学びに対する深まりが生まれたのではないかと感じています。

Q.個別最適な学び・協働的な学びについて、達成できていると思いますか?
藤本先生:同じ教室にいなくても、同じ授業を端末を通して受けられるというのが、それぞれの状況に合わせて学習を進められるという点で達成できていると思っています。
加藤先生:課題によっては、生徒の進捗状況をこちらから確認できるものもあるので、一人一人に合わせた声掛けが出来るようになりました。

Q.教員の間でのコミュニケーションに変化はありましたか?
村越先生:支援級の生徒もいるので、支援級の先生にチャットを使って連絡事項を一斉に送ったりできるようになったのが便利です。
加藤先生:どうしても都合がつかず、直接伝えに行けないときでも、どこにいるのか探したりせずに簡単に連絡がとれるようになりました。

■地域への情報発信もデジタル化!地域とともにある学校作りへ
市内小・中学校のホームページでは子どもたちの活動の様子をブログ形式で掲載するなど、地域の方々への情報発信のデジタル化も始まっています。
また、学校運営に地域の声を積極的に生かし、「地域とともにある学校」への転換を図るための仕組みであるコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の取り組みとして、子どもたちの活動に関わるボランティア募集もホームページから申し込めるようになっている学校もあります。
詳しくは市内小・中学校ホームページ(本紙右記2次元コードからアクセス可)をご覧ください。

担当:教育指導課
【電話】046-252-8732【FAX】046-252-4311

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