[特集]ご存じですか?「ボトル to ボトル」愛川町×サントリーグループ

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町では、ペットボトルのリサイクルについて、先進的な取り組みを行っているサントリーグループと協定を締結し、「ボトルtoボトル」という水平リサイクル事業に取り組んでいきます。今月はペットボトルのリサイクルについて特集します。

◆サントリーグループと協定を締結
協定の締結により、ペットボトルの水平リサイクル事業のほか、リサイクルへの理解、さらなる分別回収を進めるため、次世代に向けた教育啓発プログラムや、町民皆さんへの啓発チラシ配布などを行っていく予定です。
・教育啓発プログラムの実施…サントリー出張授業「ペットボトルのリサイクルについて考えよう」
・啓発チラシの配布

○ご存じですか?(1)ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクル事業って?
「ボトルtoボトル」水平リサイクル事業とは、使用されたペットボトルを何度もリサイクルし続ける取り組みです。
ペットボトル以外にリサイクルされてしまうと、使用された後、焼却されてしまうなど、リサイクルの輪がとぎれてしまいます。水平リサイクルの割合を増やしていくことは、新たな化石由来原料の使用量を減らし、循環型社会の実現に貢献することとなります。

○ご存じですか?(2)使用済みペットボトルは年間900万本分
本町における家庭からの使用済みペットボトルの排出量は年間約180トン。これは、500ミリリットルのペットボトル換算で約900万本分に相当し、町民1人当たり年間で225本の使用済みペットボトルを排出していることになります。

○ご存じですか?(3)ペットボトルへの再生率は約20%
全国的に「びんtoびん」など、資源の水平リサイクルが進んでいます。ペットボトルからペットボトルへの再生率も年々高まってきてはいますが、約20パーセントとまだ低い状況です。現状では「ボトルtoボトル」されない残りのペットボトルは、トレーや繊維などにリサイクルされ、最後は焼却されています。
※出典：
・PETボトルリサイクル推進協議会年次報告書2022(ボトルtoボトル)
・ガラスびん3R促進協議会「びんtoびん率・リサイクル率の推移」(びんtoびん)

○ご存じですか?(4)二酸化炭素を約60%削減
今回の水平リサイクルを実施することにより、新たに化石由来原料からペットボトルを製造するのに比べ、約60パーセントの二酸化炭素が削減できます。
また、サントリー製品の飲料容器として繰り返し再生されるようになることで、リサイクルルートが明確になります。
本町では、こうした取り組みを通じて、脱炭素社会の実現と循環型社会の形成を目指していきます。

◆効率的なリサイクル、資源循環を行うためペットボトルの分別にご協力ください!
(1)ラベルをはがす
ラベルには色がついているのではがしてください
(2)キャップをはずす
キャップの材質はボトルと異なるのではずしてください
(3)ボトルをすすぐ
異物や飲み残しがあるとペットボトルにリサイクルできません
(4)ボトルをつぶす
ボトルの容積を減らすことでたくさん運ぶことができます

ペットボトルだけをまとめて、資源Bの日に出してね!

◆プラスチック製容器包装も、正しく分別しましょう!
・「プラ」は資源Cへ
プラスチック製容器包装は「燃やすごみ」ではなく「資源C」へ。
・分別の徹底
種類ごとに分別して袋に入れる。袋をさらに大きな袋へまとめない。

◆不要品のリユース(再利用)も推進!
町では、インターネット上で「おいくら」を運営する株式会社マーケットエンタープライズと連携し、リユース促進の取り組みを開始しています。不要になった品物は、「おいくら」を通じて買い取りの査定依頼を出すことがでます。

◆「リサイクル意識の向上に期待」
・都市環境サービス株式会社　前田隆之　代表取締役
私たちは、プラスチックごみを原料化するお仕事をしており、今回の水平リサイクル事業では、美化プラントで回収されたペットボトルの分別から原料化までを行っています。
自分たちが出したボトルが、サントリーのボトルに生まれ変わるなんて、すごいおもしろいと思いますし、このことを町民の方が知れば水平リサイクルに対する意識も変わってくると思うんですよ。
「捨てればごみ、分ければ資源」とプラスチックは、適切にリサイクルすれば環境に優しく繰り返し使える資源です。
私たちはリサイクルでしか貢献できないので、その分野で町を盛り上げていきたいと思っています。
いつか「リサイクルの町、あいかわ」になることが目標ですね。

問い合わせ：環境課　廃棄物対策班
【電話】(内線)3513