海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ都市横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。
今回は10月14日の鉄道の日にちなみ、横浜市電保存館(磯子区)からです。
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■レトロな気分に浸れる横浜市電保存館~新たな模型ジオラマ「ハマジオラマ」が誕生
横浜市電保存館館長 武藤 隆夫
横浜の路面電車の歴史は、今から120年前に始まりました。1904(明治37)年、横浜電気鉄道株式会社によって神奈川(現在の横浜駅付近)~大江橋(現在の桜木町駅前)間で開通。運賃は3銭、翌年には日露戦争の財源とするため通行税が加算され4銭となりました。うどんやそばの値段が2銭の時代です。やがて1921(大正10)年、今からおよそ100年前に路面電車は市営化され、現在、市電保存館がある滝頭にて横浜市電気局が発足。横浜市電の誕生です。
市電保存館は、市電が廃止された翌年の1973(昭和48)年に、磯子区滝頭の市電車両工場の跡地で開館、昨年には開館50周年を迎えました。館内に展示されている市電の車内に入り、座席に座るとたちまち昔にタイムトリップ。どこか懐かしくてレトロな気分に浸ることができます。また「横浜の発展と交通」をテーマとした歴史展示コーナーでは、地図や写真、映像や実物展示などにより横浜の歩みがご覧いただけます。
そして、お薦めは昨年7月にオープンした模型ジオラマ「ハマジオラマ」。横浜の街を模した全長9.5mのジオラマ上を電車やバスが走行、映像や照明、音響を駆使した運転ショーは子どもから大人まで楽しめます。横浜の温故知新を再発見できる市電保存館にお越しになりませんか?
■横浜市電保存館(有料)
交通:市営バス「市電保存館前」下車、徒歩1分。または「滝頭」下車、徒歩3分。
休館:水・木曜(祝日の場合は開館)、年末年始
問合せ:横浜市電保存館
【電話】045-754-8505【FAX】045-754-8507
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