横浜市長 山中竹春
2人に1人はがんになる時代。横浜市のアンケートでも「自分自身や身近な人ががんにかかったことがある」と回答された方は、8割以上にも上りました。
がんは怖い、というイメージがありますが、一般に、がんは初期の段階で見つけて手術などの治療を開始すれば、治癒が期待できる病気です。
しかし、初期のがんは自覚症状の無いことがほとんどで、気がつかないまま、進行するケースが多いのも事実です。
初期の段階で見つけるためには、がん検診を受けることが重要になります。
横浜市は、今年度から「65歳になった方」のがん検診を無料化しました。検診機会の少なくなる、退職後の定期的な受診のきっかけにしていただきたいと思います。
2025年1月からは、「70歳以上の方」のがんの精密検査を無料化します。
あわせて、利便性の向上に向けて、市内でがん検診を実施している約1,400の医療機関を、土日夜間の受診可否、最寄り駅、
がん検診の種類等の条件で、一括検索できるサイトを新たにオープンします。是非ご活用ください。
女性に多いがんへの対策も強化します。30~40代で発症がピークを迎える子宮頸がんの検査に、欧米で推奨されている「HPV検査単独法」を全国で初めて導入します。
遺伝する一部のがん(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)を調べるための検査費用やカウンセリング費用の助成も全国で初めて開始します。
これからも、市民の皆様が安心できる環境をさらに充実させ、あらゆる世代への総合的ながん対策に取り組んでまいります。
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